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担当リサーチャーインタビュー記事掲載中!!
―リサーチャーに聞く!#77 『2024年 世界の抗体医薬品市場』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/4316/
【調査主旨】
◆2022年度の抗体医薬品市場は前年度比32.3%増の28兆6,182億円となった。主な成長要因としては、同市場でそれぞれ4割近くを占める、癌領域および免疫・炎症領域の大型製品の売上拡大が続いていることが大きい。
◆具体的には、癌領域の「Keytruda」「Opdivo」「Darzalex」、免疫・炎症領域の「Humira」「Stelara」「Dupixent」といった製品であり、これらはいずれも円ベースで10兆円を超える売上になった。
◆地域別では、日本・米国・欧州のいずれも増加推移しており、それぞれ現地通貨ベースで2桁増と成長。米国と欧州では、ともに癌領域・免疫・炎症領域の上位製品の伸長により市場が拡大したが、日本では新型コロナウイルス感染症薬「ロナプリーブ」の大幅な伸長が主な拡大要因となっている。なお、欧州では、日本・米国に比べて、バイオシミラー比率が高く、日本・米国が数%であるのに対し、欧州では2割を占める。
◆企業別では、Rocheが引き続きトップシェアを守り、全体の17.5%を占める。同社は、癌領域が売上の半分を占めるが、それ以外にも精神神経領域や免疫・炎症領域、呼吸器領域等の多様な領域の製品を有し、大型製品も数多く保有している。また、抗体薬物複合体(ADC)や二重特異性抗体(バイスペシフィック抗体)のシェアも高く、これらを含めた次世代抗体医薬品の今後の開発動向にも注目される。
◆なお、抗体薬物複合体(ADC)と二重特異性抗体(バイスペシフィック抗体)のシェアは、2022年度で前者が3.3%、後者が2.4%とそれぞれ小さい。ただし、既存製品が今後成長要因となること、各社でこれらの開発・提携が活発に行われていることから、2030年度予測ではいずれも9.4%まで、シェアが拡大するとみられる。
◆当資料では、日本・米国・欧州を中心とした抗体医薬品市場について、海外企業・日本企業の14社を徹底調査。各社の商品展開、開発状況、買収・提携状況、販売状況の4つの項目から分析するとともに、各社の今後の戦略についてレポートしている。
【調査期間】
2023年9月~2024年3月
目次
【調査項目(市場編)】
1.調査概要
2.抗体医薬品の市場分析
1)世界市場
2)日本市場
3)米国市場
4)欧州市場
3.新薬抗体医薬品の開発
4.今後の市場予測
5.抗体医薬品の製品一覧
【世界市場、日本市場、米国市場、欧州市場の売上項目】(共通)
a) 全体
b) 領域別
c) 企業別
d) ブランド別
e) ADC/BsAb別
f) 先行品/BS別
【調査対象企業】
個別企業編(海外企業)
• F.Hoffmann-La Roche
• Novartis
• Merck&Co
• Amgen
• AstraZeneca
• Bristol Myers Squibb
• Johnson & Johnson
• Eli Lilly and Company
• GlaxoSmithKline
個別企業編(日本企業)
• 第一三共
• 小野薬品工業
• 田辺三菱製薬
• 武田薬品工業
• エーザイ
【調査項目(個別企業編)】
1.抗体医薬品の商品展開
2.抗体医薬品の開発状況
3.提携
4.販売状況
5.今後の展開
【資料体裁】
A4判298頁
【発刊日】
2024年3月28日