2023年　世界のペプチド医薬品市場
ー高付加価値化が今後の市場成長の鍵を握るー

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担当リサーチャーインタビュー記事掲載中！！
―リサーチャーに聞く！＃５１　『2023年　世界のペプチド医薬品市場』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/3684/


調査概要
【調査主旨】
◆近年では技術革新に伴い低分子医薬品と抗体医薬品双方の利点を備えた中分子医薬品が注目されている。中分子医薬品のうちペプチド医薬品では、経口投与が可能であり、細胞内標的を狙うことができる非天然型アミノ酸を含む特殊環状ペプチドを筆頭に、低分子医薬品と結合したペプチド薬物複合体、放射性核種と結合したペプチド受容体放射性核種療法といった高付加価値を持つペプチド医薬品の創薬開発が活発に行われている。

◆2022年度の世界のペプチド医薬品市場（2020年1月以降に有効成分が日・米・欧で初めて承認を取得した製品のみが対象）は前年度比41.5％増で推移し、およそ3兆8,838億円規模となった。全体の7割近くを占める米国市場は前年度比41.6％増、2割弱を占める欧州市場は同39.2％増と伸長したが、日本市場は横ばい推移となっている。

◆領域別にみると、GLP-1受容体作動薬を含む内分泌・代謝領域の市場規模が圧倒的に大きく全体の8割近くを占めている。同領域では、「Ozempic」や「Rybelsus」の継続的な売上拡大に加えて、肥満症治療薬として近年承認された「Wegovy」の伸長も市場拡大に寄与している。内分泌・代謝領域以外では、慢性特発性便秘治療薬「Linzess/Constella」等を含む消化器領域や、軟骨無形成症治療薬「Voxzogo」等を含む整形外科領域の市場規模が拡大している。

◆2030年度のペプチド医薬品の市場規模は8兆円を超え、2022年度の2倍以上に拡大するとみられる。内分泌・代謝領域は、2型糖尿病や肥満症治療薬の売上拡大や新薬上市でさらなる成長が見込まれる。また、癌領域はペプチド受容体放射性核種療法「Lutathera」「Pluvicto」を中心として市場拡大が予想される。

◆当資料では、日・米・欧のペプチド医薬品市場について地域別及び領域別市場分析と2025年度及び2030年度の市場予測を行った。また、製品展開、臨床開発状況、主要企業の提携状況などについてもレポートしている。

【調査期間】
2023年4月～2023年6月

目次
【調査項目（総市場編）】
1．ペプチド医薬品の概要
2．製品一覧（有効成分が2000年以降に日・米・欧で初めて承認されたもの）
3．開発一覧
4．主要企業の提携状況
5．ペプチド医薬品市場規模
　1). 世界のペプチド医薬品の市場規模
　　①地域別市場規模
　　②領域別市場規模
　　③ブランド別売上高（上位5製品）
　2). 日本におけるペプチド医薬品の市場規模
　　①領域別市場規模
　　②日本のブランド別売上高（上位5製品
　3). 米国におけるペプチド医薬品の市場規模
　　①領域別市場規模
　　②米国のブランド別売上高（上位5製品）
　4). 欧州におけるペプチド医薬品の市場規模
　　①領域別市場規模
　　②欧州のブランド別売上高（上位5製品）
6．ペプチド医薬品市場予測
　1).世界のペプチド医薬品の市場予測
　　①地域別市場予測
　　②領域別市場予測
　2). 日本における領域別市場予測
　3). 米国における領域別市場予測
　4). 欧州における領域別市場予測

【資料体裁】
A4判72頁

【発刊日】
2023年6月30日