コンシューマーレポートNo.347
2024年　ダイエットの意識・実態調査（第2弾）
―腸活はアップ、糖質制限はダウン、筋トレは年齢層でニーズがわかれる―

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【調査概要】
◆今回、ダイエットに対する意識と実態を探るべく、20～60代の男女1,235人（ダイエットのために食事面で気をつけていることや取り組んでいることがある人）を対象にアンケート調査を実施した。なお、今回は2021年に続き、2回目の調査となる。

◆調査の結果、2021年の前回調査時から、ダイエットの取り組みが変化していることがわかった。具体的には、現在取り組んでいるダイエットの系統において、腸内環境を整える「腸活系」の取り組みを実践している人の割合がすべての年齢層で増加していた（若年層:+4.1pt、中年層:+6.1pt、高年層:+2.6pt）。コロナ以降、「腸内環境」に対する関心度は飛躍的に高まっており、「腸活」によるダイエット効果にも注目が集まっている。

◆一方、「糖質制限」に代表される「制限系」の取り組みは、中高年層を中心にニーズが縮小していた（若年層:-3.3pt、中年層:-7.2pt、高年層:-4.6pt）。「関心のあるダイエットの関連ワード」をみると、2021年から「糖質制限」が8.7pt減少している一方で、「PFCバランス」が5.3pt増加しており、「特定の栄養素を極端に制限するダイエット」から「必要な栄養素をバランスよく摂取するダイエット」へとニーズがシフトしている様子が伺える。

◆また、「筋トレ系」の取り組みについては、中年層において拡大傾向、若年層において縮小傾向となった（若年層:-6.0pt、中年層:+6.8pt、高年層:-2.6pt）。中年層は、ダイエットにおいて「健康寿命の延伸」や「疲れにくい身体づくり」を意識しており、ただ細いだけではない筋肉のともなった身体づくりを実践している。一方、若年層は、理想とする体型が「マッチョで筋肉質」なものから「細身で華奢」なものに変化したことにより、筋トレを行う人が減少。代わりに、男性若年層では「カット系」と「腸活系」、女性若年層では「燃焼系」と「排出系」の取り組みを行う人が増えている。

◆このほか、ダイエット対策商品においては、「サプリメント」「ダイエット・栄養食品」「飲料」のすべてのカテゴリーにおいて、前回よりも利用する人が増えている実態が確認できた（サプリメント:+5.7pt、ダイエット・栄養食品:+4.5pt、飲料:+5.0pt）。特に「サプリメント」と「ダイエット・栄養食品」については、ユーザーのなかで「ダイエットを行う上で無くてはならないもの」という意識が強まっており、位置づけとしてもアップしている。

◆当レポートでは、ダイエットに対する考え方やダイエットの取り組み、ダイエット対策商品の利用実態、情報源などについて調査。さらに性別、年齢層別に加えて、「リバウンドタイプ」「ハードタイプ」「ルックスタイプ」「ソーシャルタイプ」「ヘルスタイプ」「ソフトタイプ」「スポーツタイプ」の7つのクラスターでも分析している。

【主な調査内容】
■ ダイエットに対する考え方
■ ダイエットの取り組み実態
■ ダイエット対策商品の認知度・摂取実態
■ 今後の対策意向
■ 新型コロナウイルスの影響

【調査方法】
WEBによるアンケート調査
調査エリア：全国
対象：ダイエットのために食事面で気をつけていることや取り組んでいることがある20～60代の男女1,235人
※今回の調査では、事前調査の結果を基にしたウエイトバック集計を行っているため、N数や出現率に誤差が生じている。

目次
■調査概要
■被験者特性
■事前調査
■本調査

【分析編】
1. 体型の自己認識
2. ダイエットのきっかけ
3. ダイエットを行う目的とめざす理想の姿
4. ダイエットで意識する指標
5. ダイエットの取り組み
6. ダイエット対策商品の位置づけ
7-1. ダイエット対策商品の利用実態（サプリメント）
7-2. ダイエット対策商品の利用実態（ダイエット・栄養食品）
7-3. ダイエット対策商品の利用実態（飲料）
8. ダイエット対策商品の選択理由
9-1. 2021年からの変化：腸活
9-2. 2021年からの変化：糖質制限
9-3. 2021年からの変化：筋トレ
9-4. 2021年からの変化：ダイエット対策商品の利用率とポジション
9-5. 2021年からの変化：コロナの影響
9-6. 2021年からの変化：ダイエットの情報源
10-1. クラスター分類マップ
10-2. クラスター×ダイエットの系統
10-3. クラスターの特徴と商品像
11-1. クラスター別分析：リバウンドタイプ
11-2. クラスター別分析：ハードタイプ
11-3. クラスター別分析：ルックスタイプ
11-4. クラスター別分析：ソーシャルタイプ
11-5. クラスター別分析：ヘルスタイプ
11-6. クラスター別分析：ソフトタイプ
11-7. クラスター別分析：スポーツタイプ

【集計編】
1. 体型の自己認識（SA）
2. 体型の判断基準（SA）
3. 太っている原因（MA）
4.ダイエットを始めたきっかけ（MA）
5. 新型コロナウイルスとダイエットの関係（SA）
6. ダイエットの継続期間（SA）
7. ダイエットに対する意識・考え方（SA）
8-1. ダイエットの目的（MA）
8-2. ダイエットの最大の目的（SA）
9-1. ダイエットで意識している指標（MA）
9-2. ダイエットで最も意識している指標（SA）
10-1. 痩せたい部位（MA）
10-2. 痩せるのが難しい部位（MA）
11-1. ダイエットの情報源（MA）
11-2. 信頼できるダイエットの情報源（MA）
12-1. 知っているダイエットの関連ワード（MA）
12-2. 関心のあるダイエットの関連ワード（MA）
13. ダイエットのデメリット（MA）
14. ダイエットでツライこと（MA）
15. ダイエットの失敗理由（MA）
16-1. これまでに実施したことがあるダイエットの取り組み（MA）
16-2. 現在実施しているダイエットの取り組み（MA）
16-3. 現在実施している中で効果を実感しているダイエットの取り組み（MA）
17-1. 現在取り組んでいるダイエットの系統（MA）
17-2. 現在最も力を入れて取り組んでいるダイエットの系統（SA）
18-1. ダイエットを意識する食事シーン（MA）
18-2. ダイエットを最も意識する食事シーン（SA）
19-1. 食事によるダイエットで重視すること（MA）
19-2. 食事によるダイエットで最も重視すること（SA）
20-1. 現在実施している食事ダイエット（MA）
20-2. 現在実施している中で効果を実感している食事ダイエット（MA）
20-3. 実施したいと思いながらもできていない食事ダイエット（MA）
21-1. 意識的に制限しようとして制限できている食品・飲料（MA）
21-2. 意識的に制限しようとしているが制限できていない食品・飲料（MA）
22. ダイエットのために制限している食品・飲料の我慢度（SA）
23-1. 意識して積極的に摂取している食品・飲料（MA）
23-2. 積極的に摂りたいと思っているが摂れていない食品・飲料（MA）
24-1. ダイエット中の食事で困っていること（MA）
24-2. ダイエット中の食事で最も困っていること（SA）
25. ダイエット中の栄養バランス（SA）
26. ダイエット中の栄養バランス不良に対する対処法（MA）
27-1. 必要だと思う栄養成分（MA）
27-2. 必要だが不足していると思う栄養成分（MA）
27-3. 特にダイエット中に不足していると思う栄養成分（MA）
28. ダイエット中に摂っている間食（MA）
29. 間食に対する意識・考え方（SA）
30-1. 知っている商品（サプリメント）（MA）
30-2. これまでに摂取したことがある商品（サプリメント）（MA）
30-3. 現在摂取している商品（サプリメント）（MA）
31-1. 知っている商品（ダイエット・栄養食品）（MA）
31-2. これまでに摂取したことがある商品（ダイエット・栄養食品）（MA）
31-3. 現在摂取している商品（ダイエット・栄養食品）（MA）
32-1. 知っている商品（飲料）（MA）
32-2. これまでに摂取したことがある商品（飲料）（MA）
32-3. 現在摂取している商品（飲料）（MA）
33-1. ダイエット対策商品（サプリメント）に興味を持ったきっかけ（MA）
33-2. ダイエット対策商品（ダイエット・栄養食品）に興味を持ったきっかけ（MA）
33-3. ダイエット対策商品（飲料）に興味を持ったきっかけ（MA）
34-1. ダイエット対策商品（サプリメント）の選択理由（MA）
34-2. ダイエット対策商品（ダイエット・栄養食品）の選択理由（MA）
34-3. ダイエット対策商品（飲料）の選択理由（MA）
35. ダイエット対策商品の継続期間（SA）
36. 普段の食事とダイエット対策商品の比重（SA）
37-1. ダイエット対策商品（サプリメント）の位置づけ（MA）
37-2. ダイエット対策商品（ダイエット・栄養食品）の位置づけ（MA）
37-3. ダイエット対策商品（飲料）の位置づけ（MA）
38. ダイエット対策商品にかける 1ヶ月あたりの金額（SA）
39-1. 知っている成分（MA）
39-2. ダイエットに効果があると思う成分（MA）
39-3. ダイエット目的でこれまでに摂取したことがある成分（MA）
39-4. ダイエット目的で現在摂取している成分（MA）
39-5. ダイエット目的で今後（も）摂取したい成分（MA）
40-1. 今後（も）実施したいダイエットの取り組み（MA）
40-2. 今後（も）最も実施したいダイエットの取り組み（SA）
41-1. 魅力を感じるヘルスクレーム（MA）
41-2. 最も魅力を感じるヘルスクレーム（SA）
42. 理想の体型（MA）
43. ダイエットに成功してどうなりたいか（MA）
44. 普段の生活習慣（MA）
45. BMI値（4 区分）（SA）
46. 価値観・ライフスタイル（SA）

【資料体裁】
A4判141頁

【発刊日】
2024年1月15日