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担当リサーチャーインタビュー記事掲載中!!
―リサーチャーに聞く!#55 『2023年 青汁市場の実態と展望』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/3761/
【調査主旨】
◆2022年(2022年1月~12月実績)の青汁市場は前年比1.8%増の814億円となった。同年は、物価高騰の影響による節約志向の強まりやアフィリエイト広告の規制強化など市場環境が厳しさを増すなか、新規顧客獲得が好調に推移した企業がある一方、2年連続で減収となる企業があるなど明暗が分かれた。
◆規格別にみると、市場全体の約9割を占める一般食品は前年比0.5%減となった。同市場は業種を問わず様々な企業が参入している。商品数の増加を背景に競争は年々激しくなっており、新規顧客の獲得に苦戦する企業も少なくない。一方で、機能性表示食品は前年比42.9%増と大幅に伸長した。同市場は2015年の制度開始以降、拡大傾向が続いている。機能性表示食品は、野菜不足を補うという青汁本来の役割に加え、血中中性脂肪の減少や血圧低下、腸内環境改善といったプラスの健康価値をわかりやすく訴求することで、健康数値が気になる中高年層などの需要獲得に成功している。
◆2023年は前年比2.8%増の837億円となる見込み。同年も機能性表示食品が牽引する形で拡大が続く見通し。既存企業が商品ラインナップの拡充や販促活動の強化に取り組み需要喚起を図っているほか、世田谷自然食品が新たに市場へ参入。テレビCMを放映するなど拡販に注力しており、市場の成長に貢献することが予想される。
◆青汁は、野菜補給や健康維持を目的として主に中高年層に利用され、リピーター中心の成熟市場となっている。現在青汁を摂取している人は1割程度に過ぎないことから、コアターゲットの取り込みに加えて、未利用者を開拓することができれば市場が大きく伸びる可能性がある。顧客との接点拡大のため、通販系企業では小売店向け商品を投入する動きや、総合通販モールに出店する動きがみられる。また、若年層向けの商品や嗜好性が高い商品、ドリンク等の摂取が容易な形状の商品を投入する動きもある。こうした施策がトライアル購買を喚起し、新たな顧客層の創出につながることが期待される。
◆当資料は、コロナ禍以降堅調を維持する青汁市場に焦点を当て、規格別、主原料別、形状別、タイプ別などから市場を多角的に分析するとともに、今後の市場性を明らかにしている。
【調査期間】
2023年5月~7月
目次
【調査項目】
1.調査概要
1.調査目的
2.調査対象
3.調査方法
2.参入企業
3.市場沿革
4.消費者ニーズ
5.市場分析
1.市場規模
2.企業別売上高
3.ブランド別売上高
4.規格別売上高
5.主原料別売上高
6.形状別売上高
7.タイプ別売上高
8.チャネル別売上高
6.販売方法分析
1.販売チャネル
2.販促活動
7.商品分析
1.主要企業の展開状況
2.新商品開発傾向
3.配合成分
4.ブランド特徴
8.今後の展望
1.今後の市場性
2.形状別の市場性
【資料体裁】
A4判85頁
【発刊日】
2023年7月28日