ドクター調査シリーズNo.54
2024年 変形性膝関節症のドクター調査

―薬物療法・外科手術・自由診療(再生医療関連)の治療実態と評価、
 今後の新薬(再生医療関連含む)のニーズを調査―

商品番号 dr310230116
価格 ¥ 990,000 税込
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【調査概要】
◆当調査では、変形性膝関節症患者を直近1年間で30人以上治療した整形外科専門医(日本整形外科学会)のドクター30名(HP勤務医20名、GP勤務医10名)にインタビュー調査を実施した。

◆主な調査ポイントは、変形性膝関節症の治療のなかで、薬物療法・外科手術・自由診療(再生医療関連)の治療実態、また薬物療法においては、各薬剤における効果および効果以外の治療評価、さらに開発中の新薬(再生医療関連以外、再生医療関連)の現状のニーズとしている。

◆調査結果より、ドクターが直近1年間に担当した成人の関節リウマチ患者のうち、薬物療法で疼痛の改善が不十分な割合は3割ほどであり、その理由の7割以上は薬の効果が不十分であることがわかった。

◆また、薬物療法における第1選択は、「NSAIDs外用薬」の単剤もしくは「非選択的NSAIDs内服薬」や「COX-2選択的阻害薬」との併用が多く、痛みの強さなどにより使い分けている。第2選択では、第1選択で処方した「NSAIDs外用薬」や「非選択的NSAIDs内服薬」に、「ヒアルロン酸関節内注射」、弱オピオイドの「トラマドール」、SNRIの「デュロキセチン」といった薬剤を追加(併用)し、効果を強めているドクターが多い。

◆さらに、外科手術について、直近1年間の膝周囲骨切り術と人工関節置換術の実施比率はおよそ1:9となり、ともに奏効率は9割を超える。自由診療(再生医療関連)においては、『関節の痛みの軽減』『関節の腫れ・こわばりの改善』『歩行の改善』といった効果を感じているドクターが多くなっている。

◆そして、開発中の新薬については、本調査で対象とした再生医療関連以外・再生医療関連の新薬のいずれも、現状で処方患者の対象を明確にしているドクターは少ないが、大きくは『既存薬で効果が不十分であり、手術を希望しない・できない症例』に処方したい意向がみられる。

【主な調査ポイント】
■治療患者プロフィール
■薬物療法の実態
■外科手術の実態
■自由診療(再生医療関連)の実態
■各薬剤の治療評価
■開発中の新薬のニーズ(再生医療関連以外・再生医療関連)

【調査方法】
電話インタビュー調査
調査エリア:全国
対象:変形性膝関節症患者を直近1年間で30人以上治療した日本整形外科学会の専門医 30名
(内訳:HP勤務医20名、GP勤務医10名)

【調査期間】
2024年4月~6月

目次
■調査概要
■ドクタープロフィール
■エグゼクティブサマリー
■本調査

【分析編】
1. 治療患者プロフィール
2. 薬物療法の実態
3. 外科手術の実態
4. 各薬剤の治療評価
5. 自由診療(再生医療関連)の実態
6. 開発中の新薬のニーズ①-再生医療関連以外-
7. 開発中の新薬のニーズ②ー再生医療関連ー

【集計編】
1ー1. 直近1年間に治療した変形性膝関節症患者数
1-2. KL分類による重症度別患者割合
1-3. 原因(一次性・二次性)別患者割合
2. 指示している受診頻度
3. 薬物療法を行っている患者割合
4-1. 疼痛を改善するために第1選択で処方する薬
4-2. 第1選択で効果不十分な場合に第2選択として切り替える薬
5. 薬物療法で疼痛改善が不十分な患者割合
6-1. 直近1年間に行った変形性膝関節症の外科手術の症例数
6-2. 直近1年間に行った変形性膝関節症の外科手術の奏功割合
6-3. 外科手術を行う基準・患者特性
7. 治療効果を判断するための指標
8. 各薬剤の治療評価
9-1. これまでに行った経験がある自由診療
9-2. 自由診療でみられた効果
9-3. これまでに行った経験がない自由診療に対するイメージ
10-1. 開発中の新薬(再生医療関連以外)の期待度
10ー2. 開発中の新薬(再生医療関連以外)の処方対象となる患者割合
11-1. 開発中の新薬(再生医療関連)の期待度
11ー2. 開発中の新薬(再生医療関連)の処方対象となる患者割合
11-3. 開発中の新薬(再生医療関連)の処方対象となる重症度(KL分類)
11ー4. 再生医療関連の治療薬にもとめる臨床効果

【資料体裁】
A4判115頁

【発刊日】
2024年8月21日