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担当リサーチャーインタビュー記事公開中!!
―リサーチャーに聞く!#110 『2025年 健康食品の通販事業戦略調査』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/5404/
【調査主旨】
◆2024年(2024年1月~2024年12月実績)の通販健康食品市場は前年比0.2%増の6,190億円となった。同市場は、消費増税前の駆け込み需要による影響があった2014年を除き過去最高を更新し続けており、その規模は2008年比で約1.6倍(直近10年間で約1.3倍)に拡大している。
◆特にコロナ禍以降は、消費者の健康意識の高まりやライフスタイルの変化により通販の需要が高まり、同市場はさらに拡大している。しかし、アフィリエイトなどの広告規制の強化に伴い新規顧客の獲得効率が悪化していることや、2024年に発生した紅麹問題により多くの企業で定期顧客の解約が増加した影響を受け、伸長率は鈍化している。
◆こうしたなか、各社はメルマガやSNS、アプリなどのデジタルを活用し顧客との双方向のコミュニケーションを取ることで継続的な関係の構築に努めている。例えば、レバレッジはトレーナー界で人気を集めるインフルエンサーをアドバイザーに起用。YouTubeやSNSを活用した情報発信を行うことでファン層を拡大し、「VALX」ブランドにおいて売上を大きく伸ばしている。また、新日本製薬は2024年4月に「Fun and Health」公式アプリをリリース。同アプリでは悩み・目的に応じた商品提案やキャンペーン情報のほか、健康管理機能を配信することで、顧客のヘルスケアサポートとロイヤルカスタマー育成に注力している。
◆商品面では、競合企業との競争が激化するなか、既存ブランドにおけるプレミアム商品の投入や機能性表示食品の拡充により商品力を高め、顧客単価の向上や他社へのブランドスイッチ防止を図る動きがみられる。ファンケルは「カロリミット」シリーズにおいて、“カロリミット史上最強”を謳った「プレミアムカロリミット」を上市。近年、ダイエットサポート関連商品では、ユーザーの裾野の広がりとともに価格と機能の二極化が進むなか、多機能かつ高単価の商品をラインナップに加えることで「カロリミット」のブランド力を強化し、他社への顧客流出を防いでいる。
◆2025年については、2024年比1.5%増の6,280億円となる見込み。2024年10月より景品表示法の改正が施行され広告規制が強化されたことに伴い、新規顧客の獲得効率のさらなる悪化が懸念される。さらに、紅麹問題を受けて機能性表示食品制度の見直しが行われている。このため今後は、機能性表示食品制度改正に対する素早い対応と既存顧客のLTV最大化に向けた施策を強化することがさらなる市場成長につながると考えられる。
◆当資料では、さらなる成長と拡大を遂げる通販健康食品市場について、大手通販企業から中堅企業、新規参入企業までを徹底調査。商品展開、使用媒体、顧客サービス、SNSの活用状況などから多角的に分析するとともに、拡大する通販健康食品市場で発展に尽力する各社の今後の戦略についてレポートしている。
【調査期間】
2024年10月~2025年2月
目次
【調査項目(総市場編)】
1.調査概要
2.通販市場の概況
3.通販健康食品市場の概況
3-1. 通販健康食品市場への参入経緯
3-2. 最近の主な動向
4.消費者の意識と実態
4-1. 普段利用している購入先
4-2. 参考にする情報源
4-3. 利用している健康食品のメーカー
5.通販健康食品の市場分析
5-1. 通販健康食品の市場規模
5-2. 通販健康食品の企業別販売高
5-3. 通販健康食品のブランド別販売高
5-4. 通販健康食品の分野別販売高
5-5. 通販健康食品の訴求別販売高
6.通販健康食品の顧客分析
7.通販健康食品の商品分析
7-1. 主要企業の分野別展開状況
7-2. 主要企業の訴求別展開状況
7-3. 主要企業の価格帯別展開状況
7-4. 前回調査時(2023年)との比較-企業別
7-5. 前回調査時(2023年)との比較-分野別・訴求別
8.通販健康食品の販売方法分析
8-1. 主な通販媒体
8-2. 受注・発送業務
8-3. 販売促進策
9.今後の展開
9-1. 通販健康食品の今後の市場性
9-2. 主要企業の今後の展開
【調査対象企業(個別企業編)】
• 株式会社ディーエイチシー
• サントリーウエルネス株式会社
• 株式会社ファンケル
• 大正製薬株式会社
• 味の素ダイレクト株式会社
• キューサイ株式会社
• 株式会社世田谷自然食品
• アサヒグループ食品株式会社
• ダイドードリンコ株式会社
• 新日本製薬株式会社
• 有限会社マイケア
• 株式会社わかさ生活
• 株式会社ビタブリッドジャパン
• 株式会社レバレッジ
• 小林製薬株式会社
• 株式会社トウ・キユーピー
• 株式会社ベルタ
• カゴメ株式会社
• 株式会社ニコリオ
• トリコ株式会社
• カネカユアヘルスケア株式会社
• 味覚糖株式会社
【調査項目(個別企業編)】
1.企業概要
2.販売高
3.商品戦略
4.販売戦略
※一部異なる
【資料体裁】
A4判243頁
【発刊日】
2025年2月17日