2024年 通販化粧品の市場分析調査

―ECモールが台頭するなか、通販メーカーの生き残り戦略とは?―

商品番号 mr210240633
価格 ¥ 108,900 税込
購入商品を選択してください。 (必須)
※法人パッケージ版以外は、事業所内限定商品となります。
法人のお客様はご注文手続き画面の【通信欄】にて貴社名及び部署名を記載いただくようお願い致します



担当リサーチャーインタビュー記事公開中!!
―リサーチャーに聞く!#100 『2024年 通販化粧品の市場分析調査』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/4805/


【調査概要】
◆2023年(2023年1月~2023年12月実績)の通販化粧品市場は前年比3.8%増の5,977億円。調査を開始した2000年以来、過去最高を更新し続けており、その規模は2000年比で約2.9倍(直近10年間で約1.5倍)に拡大している。

◆近年は、コロナ禍をきっかけに通販利用者が増加したなかでECモール(Amazon、楽天市場、Qoo10など)の利用も増えており、従来は自社サイトを中心に展開していた通販メーカーにおいても、ECモールへ公式出店を行う企業が多くなっている。また、ユーザーの購買行動としても、ECモール内で商品を探す人が多くなるなど変化が現れ、オンラインにおける公式通販の位置づけに変容がみられている。

◆こうしたなか商品面では、2022年から2023年前半にかけては主要各社においてキラーアイテムに次ぐ第2の柱を育成する傾向がみられていたが、最近ではECモールにおける単品戦略に注力する企業も増えており、再びキラーアイテムの開発を強化することで新規顧客の獲得につなげる動きがある。特に、北の達人コーポレーション「北の快適工房」のニードルパッチや、アルマード「チェルラーブリリオ」の卵殻膜美容液のように自社ならではの尖った商品が注目を高めている。

◆販売面では、近年注力されているOMO戦略において、もともと店舗のユーザーを通販に誘導する目的が大きかったが、最近では両チャネル共存の動きが強まっている。参入各社は、通販と店舗など様々な媒体が連携した顧客情報の一元管理に取り組むことで既存顧客の育成につなげている。例として、アテニアでは通販と店舗両方の情報を一元化したアプリを軸に顧客ニーズに合った商品やキャンペーンなどの提案を行っており、顧客がどこで購入しても包括的にサポートできる仕組みが支持を得ている。

◆企業別にみると、オルビスがECモールを中⼼とした外部チャネルの伸長により新規顧客との接点を創出している。また、新日本製薬はターゲットの年齢層に合わせて50代以上向けの 「パーフェクトワン」と若年層向けの「同フォーカス」でマーケティング手法を変えており、新たな販売戦略で成長モデルを構築できたことで売上を伸ばしている。

◆2024年については、2023年比2.6%増の6,130億円となる見込み。引き続きECモールが存在感を示すなか、前述の通りECモール内の戦略を強化して顧客の裾野を拡大する傾向がみられる一方、公式サイトと店販などの連携を強化して顧客の囲い込みを強化する動きも強まっており、通販メーカーならではの強みを活かして自社に合った戦略立案を進めることが成長ポイントになると考えられる。

◆当資料では、さらなる成長と拡大を遂げる通販化粧品市場について、大手通販企業から中堅企業、新規参入企業までを徹底調査。商品展開、使用媒体、顧客サービス、SNSの活用状況などから多角的に分析するとともに、拡大する通販化粧品市場で発展に尽力する各社の今後の戦略についてレポートしている。

【調査期間】
2024年6月~2024年9月

目次
【調査項目(総市場編)】
1.調査概要
2.通販市場の概況
3.通販化粧品市場の概況
  3-1. 通販化粧品市場への参入経緯
  3-2. 最近の主な動向
4.消費者の意識と実態
5.通販化粧品の市場分析
  5-1. 通販化粧品の市場規模
  5-2. 通販化粧品の企業別販売高
  5-3. 通販化粧品のブランド別販売高
  5-4. 通販化粧品の分野別・種類別販売高
6.通販化粧品の顧客分析   
7.通販化粧品の商品分析
  7-1. 主要企業の商品展開状況
  7-2. 主要企業の分野別展開状況
  7-3. 主要企業の種類別展開状況
  7-4. 主要企業の価格帯別展開状況
    7-5. 通販化粧品の商品分析-ブランド特徴
8.通販化粧品の販売方法分析
  8-1. 主な通販媒体
  8-2. 受注・発送業務
  8-3. 販売促進策
9.今後の展開
  9-1. 通販化粧品の今後の市場性
  9-2. 主要企業の今後の展開

【調査対象企業】
• オルビス株式会社
• 株式会社ファンケル
• 株式会社アテニア
• 株式会社ハーバー研究所
• 新日本製薬株式会社
• キューサイ株式会社
• 株式会社I-ne
• プレミアアンチエイジング株式会社
• 株式会社ディーエイチシー
• JNTLコンシューマーヘルス株式会社
• 株式会社再春館製薬所
• 株式会社ニッピコラーゲン化粧品
• 株式会社エトヴォス
• 株式会社ヤマサキ
• 株式会社ランクアップ
• ザ・プロアクティブカンパニー株式会社
• 株式会社山田養蜂場
• 第一三共ヘルスケアダイレクト株式会社
• 株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー
• サントリーウエルネス株式会社
• 株式会社メディプラス
• 株式会社北の達人コーポレーション
• 株式会社世田谷自然食品
• 株式会社オージオ
• 株式会社ファーマフーズ
• 株式会社アルマード
• 株式会社はぐくみプラス
• 株式会社シロク
• 株式会社Sparty
• 株式会社トウ・キユーピー

【 調査項目(個別企業編)】
1.企業概要
2.展開ブランド
3.品目数
4.販売高
5.通販媒体
6.顧客サービス
7.受注・発送のフロー
8.今後の展開         
  ※一部異なる

【資料体裁】
A4判294頁

【発刊日】
2024年9月30日