2021年 チーズの市場分析調査

―家庭用は内食需要の増加に対応、業務用は付加価値提案が進む―

商品番号 mr120210543
価格 ¥ 108,900 税込
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概要
【調査趣旨】
◆チーズの総消費量は、2019年度で前年度比1.5%増の35万8,229トンとなった。総消費量の推移としては、2012年度に30万トンを超え、史上最高の需給量となったが、2013~2014年度は、円安の進行や輸入原料価格の高騰などから輸入ナチュラルチーズが大きく減少し29万トン台に後退。その後、輸入チーズの価格が下がったことから再び輸入量が拡大し、2015年度以降、5年連続で需給量の過去最高を更新している。

◆2019年度のチーズ市場は、金額ベースで前年度比1.8%増の3,558億円。用途別では、家庭用が同1.8%増の2,302億円、業務用が同1.9%増の1,256億円となった。家庭用については、シュレッドやカマンベールなどのナチュラルチーズが全般に好調に推移。またプロセスチーズでは、規模の大きいスライスや6Pが前年実績を確保したことに加え、おやつ・おつまみ需要の拡大を背景にベビー、カルトンが伸長した。一方、業務用は、外食向け・食品加工向けでチーズを使用した様々な商品提案が進んでいることに加え、スイーツ向けで需要量が増加していることから市場が拡大している。なお2020年度については、コロナ禍の影響による巣ごもり需要の拡大から、家庭用は好調に推移するものの、業務用は外食向けを中心に打撃を受けており、ダウン推移となる見通し。

◆家庭用の商品展開としては、 “お酒に合うフレーバー”“食べ切りサイズ”“アソート品”など、おやつ・おつまみ需要に対応した商品の投入が多くみられた。また、コロナ禍で内食需要が増加していることを受けて、調理用途を訴求した新商品の投入や、既存ブランドの食べ方・メニュー提案が進んでいる。一方、業務用については、付加価値を訴求したプロセスチーズの商品展開が強化されている。具体的には、使い勝手のよさや、とろける特性、見た目・食感のよさ、ナチュラルチーズ配合の本格訴求など、特長を打ち出した商品の提案が進んでいる。

◆当該資料では、こうした動きがみられるチーズ市場の動向を調査・分析。用途別(家庭用・業務用)、種類別(プロセスチーズ・ナチュラルチーズ)、タイプ別の市場分析を行うとともに、主要参入企業14社の販売動向および商品戦略を明らかにしている。

【調査期間】
2020年 8月~2020年11月

目次
【市場編】
1.市場概況
2.チーズの需給動向
 1)チーズの供給体制
 2)チーズの需給量推移
 3)ナチュラルチーズの国別輸入状況
 4)輸入ナチュラルチーズの国別・タイプ別輸入量
 5)主要ブランドとチーズ向け原料乳価格の推移
 6)主な輸入エージェントと各国の取り扱い商品名
3.チーズの市場規模分析
 1)種類別市場規模推移
 2)用途別市場規模推移
 3)用途別・種類別市場規模
 4)業務用チーズの業種別市場規模
4.チーズのタイプ別販売状況
 1)家庭用におけるタイプ別販売状況
 2)業務用におけるタイプ別販売状況
5.チーズのメーカー別シェア分析
 1)各メーカーのシェア推移
 2)家庭用市場におけるメーカー別シェア
 3)業務用市場におけるメーカー別シェア
6.主要チーズのタイプ別・メーカー別ポジション
 1)家庭用スライス
 2)家庭用6P、8P
 3)家庭用ベビー
 4)家庭用カルトン
 5)家庭用シュレッド
 6)家庭用カマンベール
 7)家庭用クリーム
 8)業務用スライス
 9)業務用シュレッド
 10)業務用クリーム(NC)
7.商品化の方向
8.各社の商品政策
 1)家庭用
 2)業務用
9.各社のチーズ事業の今後の方向性

【個別企業編】
◆雪印メグミルク
◆六甲バター
◆森永乳業
◆明治
◆宝幸
◆伊藤ハム
◆東京デーリー
◆チェスコ
◆野澤組
◆ムラカワ
◆ヨシダコーポレーション
◆小岩井乳業
◆日本マイセラ
◆協同乳業

―個別企業調査項目(各社共通)―
1.企業概要
2.商品展開状況(家庭用、業務用)
3.チーズの販売状況
 1)売上高推移
 2)種類別売上高
 3)種類別・タイプ別売上高(家庭用・業務用)
 4)業務用チーズの業種別売上高
4.商品政策
5.販売促進策
6.今後の展開

資料体裁:A4判146頁
発刊日:2020年11月26日

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