2020年 プレミックスの市場分析調査

―コロナ禍における“プチ贅沢”ニーズを取り込み、家庭用ミックスが急拡大!―

商品番号 mr110200538
価格 ¥ 106,700 税込
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概要
【調査趣旨】
◆日本国内におけるプレミックスの市場は、2019年度で前年度比0.3%増の1,334億円となった。このうち、業務用ミックスは前年並みの921億円。家庭用ミックスは1.6%増の413億円となっている。

◆同年度は飲食店や冷食メーカーに向けた無糖ミックスが全体的に伸び悩み、これまで低調とされていたパン類などの加糖ミックスが堅調に推移している。パン類ではベーカリーなどで人手不足が問題化し、調理オペレーションを簡略化する手段としてプレミックスの採用が増加した。また、高級食パンがブームとなったことで業界全体で消費量が増加している。一方で、消費税の増税によって外食産業が伸び悩み、無糖ミックスにはブレーキがかかった。

◆市場全体で消費マインドが停滞する中、家庭用ミックスでは手ごろな価格で本格的な味わいが楽しめる“プチ贅沢”を訴求した商品が評価されている。特に、国産原料を使用した商品や“名店の味”を再現した商品がリピーターを獲得。ホットケーキや天ぷら、唐揚げなどの品目で本格志向の商品が拡販し、家庭用ミックス全体の伸長に繋がった。

◆さらに、年度末から流行した新型コロナウイルス感染症は、2019年度の傾向をさらに加速させている。業務用ミックスでは飲食店やベーカリーのニーズが大幅に減少することとなり、中食に向けた商品政策が各企業で活発化。また、テレワークや外出自粛で内食の機会が増加し、家庭用ミックスの有する簡便性訴求や本格志向がこれまで以上に注目を受けている。

◆こうしたライフスタイルの変化により、2020年のプレミックス市場は前年度比3.7%減の1,284億円の規模まで減少する見通し。このうち、業務用ミックスは前年度比8.1%減の846億5,000万円(構成比65.9%)、家庭用ミックスは同5.9%増の437億5,000万円(同34.1%)となる見込みである。特に、家庭用ミックスではコロナ禍における内食ニーズを取り込むため、各企業がファミリー層に対する商品提案を積極化。今後は単身世帯や高齢者層をターゲットとしたマーケティング戦略も活発化していくとみられる。

◆当資料ではコロナ禍によって大きく変動するプレミックスの市場を対象とし、参入企業の取り組みや商品政策、市場規模、今後の市場性についてレポートしている。特に、各企業が取り組んでいるプレミックスの特性について詳細に分析しており、業務用・家庭用のそれぞれの分野で参入企業が注力していく用途やブランドの動向を明らかにしていく。

【調査対象】 日本プレミックス協会の定義に準ずる業務用・家庭用のプレミックス製品22用途

<加糖ミックス>
◆パン類
◆ドーナツ類
◆ケーキ類
◆ホットケーキ
◆クレープ
◆マフィン
◆ワッフル
◆クッキー
◆その他洋菓子
◆蒸し物類 
◆鯛焼・今川焼
◆その他和菓子

<無糖ミックス>
◆お好み焼き
◆たこ焼き
◆もんじゃ焼
◆チヂミ
◆ピザ 
◆すいとん
◆天ぷら
◆唐揚げ
◆バッター
◆打ち粉

※小麦粉を米や大豆で代替した製品を含む
※麺類用のミックス粉や、炭水化物を含まない粉末食品は対象外

【調査期間】
2020年7月~8月

目次
【調査概要】
【プレミックス】
1.調査概要
 1)調査目的
 2)調査対象
 3)調査方法と留意点
2.市場概況
3.企業の参入状況
 1)業種別参入状況
 2)各企業の分野・用途別参入状況
4.品目分析
 1)分野別品目数
 2)用途別品目数
 3)企業別品目数
5.商品分析
 1)プレミックスの特性
 2)訴求別分析
 3)主要企業の商品政策
6.市場規模
 1)全体
 2)分野別×用途別シェア
 3)分野別×企業別シェア
 4)分野別×用途別×企業別シェア
7.今後の方向性
 1)今後の市場性
 2)主要企業の方向性
 3)今後のトレンド予測
資料体裁:A4判81頁
発刊日:2020年8月24日

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