2024年 EV用樹脂の開発動向と市場展望
ー持続可能なモビリティを支える次世代樹脂の
 開発を進める世界メーカーの戦略とは?ー

商品番号 mr410240638
価格 ¥ 108,900 税込
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担当リサーチャーインタビュー記事公開中!!
―リサーチャーに聞く!#96 『2024年 EV用樹脂の開発動向と市場展望』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/4803/


調査概要
【調査主旨】
◆自動車産業では、世界的な環境規制の強化や、消費者の環境意識の高まりを背景に、電気自動車(EV)へのシフトが急速に進んでいる。2023年のEV販売台数は、前年比33.0%増の1,370万台となり、新車販売台数に占めるEV比率は18.0%まで上昇した。EV比率は、さらに2030年には40.0%、2035年には55.0%まで高まる見通しである。EV市場を牽引する欧州・中国・米国において、政府がCO2排出量削減に向けさまざまな政策を施行していることから、EVシフトに向け、世界の自動車メーカーはEV比率の目標を相次いで発表し、欧州でガソリン車の販売が禁止される2035年に向けてその開発・生産を進めている。

◆自動車のEV化においては、軽量化、放熱、絶縁、防音などが重要な要素となっており、特に、車両全体の軽量化は航続距離の延長やエネルギー効率(電費)向上に直結するため、従来の金属部品に代わる樹脂材料の採用が飛躍的に進展している。EV用樹脂として採用されているポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリウレタン(PU)などの高機能樹脂は、車体の内外装部品、バッテリーパック、モーター部品などさまざまな用途に使用されており、2023年のEV用樹脂の世界市場規模は、前年比26.7%増の1兆1,200億円となった。

◆こうした状況において、自動車のEVシフトをチャンスと捉え、EV用樹脂市場には、異業種を含め部品・材料の製造に参入する中小メーカーも多く、価格競争も激しさを増している。既存のEV用樹脂メーカーに対しては、旧来の組織体制を見直し、市場の変化に迅速に対応できる組織づくりが求められており、今回の調査した企業でも、東洋紡、Envalior、SyensqoなどがEV用樹脂事業を再編するなど競争力の強化を図っている。

◆中国経済の失速や価格の下げ止まりなどにより、EV市場は2024年は停滞する状況にあるものの、各国の政策や金属代替となる樹脂の技術革新を背景に自動車メーカーは投資を継続しており、2035年を見据えた中長期的な市場拡大の期待は依然として高まっている。

◆当資料では、EVに使用される次世代樹脂を開発するメーカー国内8社と海外8社を対象に、各社のEV用樹脂事業について調査・分析。具体的には、主要各社の事業概要、製品展開、研究開発動向、特許出願状況、生産・販売動向、製品売上高、今後の展開などについてレポートしている。

【調査期間】
2024年6月~2024年8月

目次
【総括分析編】
1. 調査対象範囲
 1)EV用樹脂の調査対象範囲
 2)調査対象企業
 3)調査方法
 4)調査期間
2. EV市場概況
3. EVメーカーの事業計画と生産動向
 1)事業計画
 2)生産動向
4. 主要国のEV関連規制動向
 1)EV普及に関わる主要国の規制/支援動向
 2)プラスチックに関する主要国の規制動向
5. EV化による部品機能の変更点
6. EV用樹脂製品一覧
7. EV用樹脂メーカーの研究開発動向
 1)研究開発動向
 2)特許申請状況
8. EV用樹脂メーカーの生産動向
9. EV用樹脂メーカーの販売動向  
10. EV用樹脂市場とメーカーシェア
11. EV用樹脂メーカーの今後の展開(事業計画・戦略・課題)
12. その他メーカー動向

【個別企業編】
〈国内メーカー〉
・AGC
・旭化成
・住友化学
・ダイセル
・東洋紡
・東レ
・三井化学
・三菱ケミカル

〈海外メーカー〉
・Arkema
・BASF
・Celanese
・Covestro
・Envalior
・Evonik
・SABIC
・Syensqo

【調査項目(個別企業編)】
1.事業概要
2.製品一覧
3.研究開発動向
 1)研究開発動向
 2)特許申請状況
4.生産動向
5.販売動向
 ―EV用樹脂の売上高
6.今後の展開
 ―事業計画/戦略/課題

【資料体裁】
A4判216頁

【発刊日】
2024年9月27日