患者調査シリーズNo.69
アトピー性皮膚炎の患者調査
―自己評価に基づく重症度と薬物治療の内容からみた治療満足度と新薬ニーズ―

 

今回、医療機関を定期的に受診している16歳以上のアトピー性皮膚炎患者584人を対象にアンケート調査を実施。調査の結果、被験者の半数で、POEM[Patient-OrientedEczemaMeasure]スコアが“中等度(8~16点)”以上となった。また、全体の約4割は、外用タクロリムス・ステロイド内服薬・シクロスポリン・デュピルマブのいずれかを含む薬物治療を行っていた。しかし、これら治療薬の症状改善効果に不満を感じる人は少なくなく、新規治療薬に対する一定のニーズが存在しているといえる。