患者調査シリーズNo.64
気管支喘息(成人)の患者調査
―吸入薬の使用実態と不満点、注射薬の使用意向を探る―

 

今回、成人の気管支喘息治療の実態を探るべく、医療機関を受診している669人を対象にアンケート調査を実施。その結果、直近1ヶ月間の症状が“中等症持続型相当以上”の人は全体の1/4を占めたが、そのうち6~8割は「ある程度コントロールできている」と自己評価しており、症状の実態と自己評価に相違がみられた。治療満足度は比較的高いが、重症度が高い人の4~5割は、より効果の高い注射薬の使用意向を示した。