大型製品のジェネリック化で活況を呈する市場
2010年 ジェネリック医薬品の市場分析調査

商品番号 mr0100028
価格 ¥ 95,700 税込
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概要

厚生労働省は、2007年10月に「後発医薬品の安心使用促進アクションプログラム」を策定している。同プログラムでは、医療用医薬品市場に占めるジェネリック医薬品のシェア(数量ベース)を2012年度に30%以上(策定時から倍増となる)に引き上げる方針を提示。2007年に薬価追加収載頻度を年1回から2回に改め、2008年にも処方箋様式の再変更を行うなど施策を次々と打ち出している。さらに2010年4月からの診療報酬改定では、機能評価係数2を導入したほか、保険薬局での数量ベースでの普及を図るため、後発品調剤体制加算の算定要件も3段階の数量基準に変更するなど、普及促進のための環境整備を進めている。
こうした背景のもと、ジェネリック医薬品の市場規模は順調に成長を遂げている。2009年度は前年度から15.3%増のおよそ5,100億円超(弊社推定)の市場へと成長。成長を後押しするのは、2008年に34社が参入した循環器官用薬「アムロジン/ノルバスク」や精神神経薬「リスパダール」、抗アレルギー剤「アレジオン」といった大型製品のジェネリック。また既存メーカー各社は、独自の製剤技術を施した製品で差別化を図っているほか、DPC対象病院や保険薬局へのアプローチとして広域卸との関係を強化し、売上拡大の施策としている。そのほか、安定供給を図るために生産設備の増設や、バイオ後続品の開発を進めるなど、事業拡大への布石を打っている。一方、新規参入メーカーは、本格普及期を前にグループ企業等のネットワークを活かした体制で事業戦略を展開。市場の競合構造は新たな相貌を現しつつある。
当資料では、ジェネリックメーカー21社を対象に、各社の品揃えや業績、生産、研究開発、販売及び流通体制を徹底調査。ジェネリック事業拡大を狙う各社の事業戦略とジェネリック医薬品の市場分析をレポートしている。



目次

調査概要 

市場編 
1.ジェネリック医薬品の市場環境
2.ジェネリック医薬品の市場分析
 1)ジェネリック医薬品の市場規模とシェア
 2)薬効別市場規模
 3)薬効別ジェネリック医薬品の普及率
3.ジェネリック医薬品市場におけるメーカー分析
 1)メーカー別ランキング
2)薬効別・メーカー別シェア
4.ジェネリック医薬品の品揃え分析
 1)薬効別品揃え
 2)メーカー別品揃え
 3)薬効別・メーカー別品揃えランキング
5.生産体制分析
 1)各社の生産体制分析と生産人員ランキング
 2)各社の生産体制
   〈拠点数、生産拠点、生産人員、設備増強について〉
6.販売体制分析
 1)各社のMR数
 2)各社の販売ルートと販売体制
   〈営業拠点、MR数、販売ルート割合、取引先について〉

個別企業編 
沢井製薬
東和薬品
ニプロファーマ
日医工
大洋薬品工業
マイラン製薬
富士製薬工業
興和テバ
共和薬品工業
日新製薬
陽進堂
辰巳化学
エルメッドエーザイ
サンド
キョーリンリメディオ
大原薬品工業
田辺三菱製薬
富士フイルムファーマ
ファイザー
第一三共エスファ
あすかActavis製薬

《各社共通項目》
1.企業概要
2.製品一覧
1)薬効別品揃え状況
2)薬効別製品割合及び製品戦略
3)2010年5月の新製品
3.医療用薬品の販売状況
4.生産体制
5.研究開発体制
6.販売体制及び流通
7.今後の見通しと展開


資料体裁: A4判 107頁
発刊日 : 2010年6月25日