疾患のセグメント化が進展、高い収益性と成長性で注目の市場
2012年　製薬企業のオーファンドラッグ戦略

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概要

◆オーファンドラッグの開発促進を目的として、米国では1983年、日本では1993年、欧州では2000年に法規制が整備されている。2000年以降のオーファンドラッグの指定・承認取得件数は、日本、米国、欧州のいずれの地域においても概ね拡大傾向にあり、3極の合計で373件がオーファンドラッグとして承認を取得している。
◆オーファンドラッグはその性質上、対象とする患者数は少ないが、速やかに新薬承認を得やすいこと、患者の囲い込みが可能であること、価格設定が高額になることから、高い収益性が期待できる。また、特に癌領域では、分子標的薬の台頭により各薬剤の対象疾患が患者数の少ないセグメントの集合体へと変化し、各薬剤の適応拡大策も活発化している。Novartisの「Gleevec/Glivec」のように、多くの適応を取得して大型化を遂げる薬剤も見られる。このような背景から、オーファンドラッグの市場規模は拡大基調で推移しており、2011年度の推定市場規模は3兆円を突破している。
◆当資料では、今後も拡大が期待されるオーファンドラッグ市場における参入各社の戦略と動向を調査。前回調査時の日本、米国に、新たに欧州も調査対象として加え、オーファンドラッグ市場の実態を分析・レポートしている。


目次

調査概要

【世界市場編】　
　１．世界のオーファンドラッグの市場概況
　　1）オーファンドラッグの開発振興制度
　　2）オーファンドラッグの指定および承認件数
　　3）オーファンドラッグの領域別承認取得割合
　２．世界のオーファンドラッグ市場規模
　　1）地域別市場規模
　　2）領域別市場規模

【日本市場編】　
　１．オーファンドラッグの市場概況
　　1）オーファンドラッグの開発振興制度
　　2）オーファンドラッグの指定取得件数
　　3）オーファンドラッグの承認取得件数
　　4）オーファンドラッグの対象疾患と患者数
　２．オーファンドラッグの指定および承認件数
　　1）疾患別指定取得件数
　　2）企業別指定取得件数
　　3）疾患別承認取得件数
　　4）企業別承認取得件数
　《オーファンドラッグの製品一覧》
　３．開発中のオーファンドラッグ
　４．オーファンドラッグの市場規模
　　1）領域別市場規模
　　2）オーファンドラッグのトップ10ブランド

【米国市場編】　
　１．オーファンドラッグの市場概況
　　1）オーファンドラッグの開発振興制度
　　2）オーファンドラッグの指定取得件数
　　3）オーファンドラッグの承認取得件数
　　4）オーファンドラッグの対象疾患と患者数
　２．オーファンドラッグの指定および承認件数
　　1）疾患別指定取得件数
　　2）企業別指定取得件数
　　3）疾患別承認取得件数
　　4）企業別承認取得件数
　《オーファンドラッグの製品一覧》
　３．開発中のオーファンドラッグ
　４．オーファンドラッグの市場規模
　　1）領域別市場規模
　　2）オーファンドラッグのトップ20ブランド

【欧州市場編】　
　１．オーファンドラッグの市場概況
　　1）オーファンドラッグの開発振興制度
　　2）オーファンドラッグの指定取得件数
　　3）オーファンドラッグの承認取得件数
　　4）オーファンドラッグの対象疾患と患者数
　２．オーファンドラッグの指定および承認件数
　　1）疾患別指定取得件数
　　2）企業別指定取得件数
　　3）疾患別承認取得件数
　　4）企業別承認取得件数
　《オーファンドラッグの製品一覧》
　３．開発中のオーファンドラッグ
　４．オーファンドラッグの市場規模
　　1）領域別市場規模
　　2）オーファンドラッグのトップ20ブランド

【個別企業編】　
　◎Novartis
　◎Pfizer
　◎GlaxoSmithKline
　◎Roche
　◎Sanofi
　◎Celgene
　◎Actelion
　◎Alexion
　◎Shire
　◎Abbott Laboratories
　◎Merck
　◎Eli Lilly
　◎エーザイ
　◎ノーベルファーマ

　〈個別企業調査項目〉（各社共通）
　　１．オーファンドラッグの商品一覧
　　　1)領域別オーファンドラッグ指定件数
　　　2)ブランド別オーファンドラッグ指定件数
　　２．オーファンドラッグの発売経緯
　　３．開発中のオーファンドラッグ
　　４．オーファンドラッグの売上高
　　　1)地域別売上高
　　　2)領域別・ブランド別売上高
　　５．オーファンドラッグに対する姿勢と今後の展開


資料体裁：Ａ４判　126頁
発 刊 日：2012年6月29日