治療実態と新薬の今後の可能性を探る
ドクター調査シリーズ№10
肝細胞癌治療のドクター調査

商品番号 dr0080010
価格 ¥ 880,000 税込
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概要
肝細胞がんの治療においては、肝切除のほか、ラジオ波焼灼療法(RFA)、経皮的エタノール注入療法(PEIT)などの局所療法、肝動脈塞栓療法(TA(C)E)といった種種の治療法が存在し、現在のところ、画一的、決定的な治療方法はないため、治療方法の選択は、ドクターの判断にゆだねられるところが大きい。
また、肝細胞がんにおける化学療法は、主として肝切除や局所療法、TA(C)E等の治療で効果が得られない場合に行われているが、十分な有効性は示されていないのが現状である。このような状況の中、アジア太平洋地域の進行性肝細胞がん患者を対象とした臨床試験において、ソラフェニブが全生存期間と無増悪期間を有意に延長させることが示され、期待を集めている。
当調査では、(1)『科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン』の肝細胞癌治療アルゴリズムに従った患者人数、および選択された治療、(2)治療を選択する基準、(3)TA(C)E、動注化学療法、全身化学療法での使用薬剤の評価および問題点、(4)新薬への期待度について調査・分析し、今後の肝細胞がん治療薬の開発およびマーケティング上のレポートとして刊行したい。

■調査方法
地域癌診療連携拠点病院を中心とする肝癌専門医(消化器内科・内科・消化器科)30名にインタビュー調査


目次

被験者特性

分析編
1.肝細胞がんの治療実態
1)『科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン』の肝細胞癌治療アルゴリズムに従った患者人数、および選択された治療
 (1)患者人数
 (2)選択された治療
2)患者全体で見た選択された治療(全体/初発初回治療)
3)治療方法を選択する基準
 (1)肝切除
 2-a)局所療法(RFA)
 2-b)局所療法(PMCT)
 2-c)局所療法(PEIT)
 (3)TA(C)E
 (4)TA(C)E+局所療法
 (5)動注化学療法
 (6)全身化学療法
4)レジメンの選択(TA(C)E/動注化学療法/全身化学療法)

2.各レジメンの今後の使用意向(TA(C)E/動注化学療法/全身化学療法)

3.開発中の薬剤に対する期待度

集計編
1.診察患者について
1)1ヶ月あたりの肝細胞がん患者数
2)年代別患者割合

2.肝細胞がんの治療実態
1)治療の基準
2)『科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン』の肝細胞癌治療アルゴリズムに従った患者人数、および選択された治療
 (1)患者人数
(2)治療方法
  1.肝障害度:AまたはB 腫瘍数:単発
  2.肝障害度:AまたはB 腫瘍数:2,3個 腫瘍径:3cm以内
  3.肝障害度:AまたはB 腫瘍数:2,3個 腫瘍径:3cm超
  4.肝障害度:AまたはB 腫瘍数:4個以上
  5.肝障害度:C 腫瘍数:2,3個 腫瘍径:3cm以内
または 肝障害度:C 腫瘍数:単発 腫瘍径:5cm以内
  6.肝障害度:C 腫瘍数:4個以上
3)治療方法を選択する基準
 (1)肝切除
(2)局所療法
a)RFA
b)PMCT
c)PEIT
d)局所療法の選択
(3)TA(C)E
a)選択基準
b)使用した抗癌剤
c)TA(C)Eに抗癌剤を使わない場合について
(4)TA(C)E+局所療法
a)選択基準
b)使用した抗癌剤
(5)動注化学療法+局所療法
(6)動注化学療法
a)選択基準
b)使用した薬剤(レジメン)
(7)全身化学療法
a)選択基準
b)使用した薬剤(レジメン)

3.レジメンの評価と今後の使用意向
1)各レジメンの評価
(1)TA(C)E
(2)動注化学療法(術後補助療法)
(3)動注化学療法(進行例)
(4)全身化学療法(術後補助療法)
(5)全身化学療法(進行例)
2)各レジメンの評価理由および問題点
(1)TA(C)E
(2)動注化学療法(術後補助療法)
(3)動注化学療法(進行例)
(4)全身化学療法(術後補助療法)
(5)全身化学療法(進行例)

4.新薬(開発中の薬剤)に対する期待度
1)「ネクサバール」
(1)「ネクサバール」の認知度
(2)「ネクサバール」の期待度
(3)「ネクサバール」に期待している点
(4)「ネクサバール」が期待できない理由
(5)「ネクサバール」を使いたい症例
2)非環式レチノイド
(1)非環式レチノイドの認知度
(2)非環式レチノイドの期待度
(3)非環式レチノイドに期待している点
(4)非環式レチノイドが期待できない理由
3)「サーモドックス」
(1)「サーモドックス」の認知度
(2)「サーモドックス」の期待度
(3)「サーモドックス」に期待している点
(4)「サーモドックス」が期待できない理由
4)期待する開発中の薬剤

5.化学療法剤に最も望むこと


データ編
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体裁:CD-ROM[レポート、rawdata]
発刊日:2008年11月17日