個別化医療への傾注が強まる各社の戦略
2011年 世界の抗癌剤市場

商品番号 mr310110011
価格 ¥ 95,700 税込
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概要

日・米・欧3極における抗癌剤市場は2009年度で4兆4,222億円。為替レートの影響から、円ベースでは2.7%減の縮小推移となったが、3極のいずれの市場においても、現地通貨ベースでは拡大基調にあり、4.5兆円に迫る規模の巨大市場となっている。市場の中心となっているのは分子標的薬で、参入企業各社が、既存薬のLCMと新薬の投入を競い、市場は高成長期が続いている。2009年度は発売以来急拡大を続けてきた「Avastin」が遂にトップブランドとなったが、2010年には、FDAが同剤の転移性乳癌治療薬としての適応症を除外する方針を決定するなど、同剤をトップブランドに押し上げたLCM策に暗影が差している。
こうした状況のなか、新薬開発のトレンドは、抗体−低分子化合物薬剤の複合体(ADC)や、治療薬と診断薬の同時開発による個別化医療アプローチへと移りつつある。今後すべての治療薬開発で診断薬も同時開発するとの方針を発表したRocheを筆頭に、NovartisやPfizer、第一三共、エーザイといった企業が個別化医療強化の方針を示し、遺伝子検査や診断薬の開発に関する提携・買収活動も活発化している。
当資料では、日・米・欧3極を中心に、主要企業の商品展開や提携状況、業績、新薬の開発状況、今後の動向を徹底調査。新たな成長軌道の確立を図る参入各社の戦略をレポートしている。



目次

調査概要

世界市場編 
1.世界の癌の状況
2.世界の主な抗癌剤
3.日米欧3極の抗癌剤市場分析
1)地域別市場規模
2)種類別市場規模
4.世界の抗癌剤トップ15メーカー
5.世界の抗癌剤トップ15ブランド

日本市場編 
1.日本の癌の状況
2.抗癌剤の主要製品一覧
3.抗癌剤の市場分析
1)日本の抗癌剤市場規模
2)種類別市場規模
4.メーカー別販売高
5.ブランド別販売高
6.種類別・ブランド別販売高
1)ホルモン製剤
2)代謝拮抗剤
3)アルカロイド系
4)白金製剤
5)分子標的薬
7.抗癌剤の開発状況
8.今後の市場予測

米国市場編 
1.米国の癌の状況
2.抗癌剤の主要製品一覧
3.抗癌剤の市場分析
1)米国の抗癌剤市場規模
2)種類別市場規模
4.メーカー別販売高
5.ブランド別販売高
6.種類別・ブランド別販売高
1)分子標的薬
2)ホルモン製剤
3)代謝拮抗剤
4)白金製剤
5)アルカロイド系
6)トポイソメラーゼ阻害剤
7.抗癌剤の開発状況
8.今後の市場予測

欧州市場編 
1.抗癌剤の主要製品一覧
2.抗癌剤の市場分析
1)欧州の抗癌剤市場規模
2)種類別市場規模
3.メーカー別販売高
4.ブランド別販売高
5.種類別・ブランド別販売高
1)分子標的薬
2)ホルモン製剤
3)代謝拮抗剤
4)アルカロイド系
5)白金製剤
6.抗癌剤の開発状況
7.今後の市場予測

個別企業編 
〈日本企業〉
武田薬品工業
大鵬薬品工業
協和発酵キリン
日本化薬
第一三共
日本新薬
エーザイ

〈海外企業〉
Roche
Sanofi-Aventis
AstraZeneca
Novartis
Eli Lilly
Bristol-Myers Squibb
Pfizer
GlaxoSmithKline
Bayer Schering Pharma

〈個別企業調査項目〉(各社共通)
1.抗癌剤の商品展開
2.販売状況と提携関係
3.新薬の開発状況
4.抗癌剤の販売高
1)地域別販売高
2)種類別・ブランド別販売高
5.今後の市場見通しと展開


資料体裁:A4判 168頁
発 刊 日:2011年3月18日