コンシューマーレポートNo.310
2021年 男性更年期の実態・対策調査

―今後の需要開拓には男性更年期障害の認知度アップが重要―

商品番号 cr220210450
価格 ¥ 429,000 税込
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【調査趣旨と結果】
◆今回、男性更年期の実態と対策を明らかにすべく、 40~70代の男性にアンケート調査を実施した。 まず、30,000人を対象とした事前調査で男性更年期症候群のチェックテスト(AMSチェックシート)を行ったところ、男性更年期障害の可能性が疑われる人は全体の6割弱(軽度32.2%、中等度7.3%、重度8.0%)となった。今回は、その6割弱の中から、「ドリンク剤・サプリメント・OTC医薬品・漢方のいずれかを継続的に摂取し対策を行っている624人」を抽出し本調査を行っている。

◆調査の結果、男性更年期の症状は、年代によって内容と重さが異なることがわかった。すなわち、40~50代は「イライラ」や「不安感」といった心理的な症状を強く自覚する傾向にあり、AMSスコアの判定は重度の人が多かった。これに対して、60~70代は「朝立ちの減少」や「ED(勃起不全)」といった性機能に関する症状を自覚する割合が高くなり、 AMSスコアの判定は軽度の人が多い結果となった。

◆男性更年期障害の認知度については、「言葉を知っている程度」という人が58.8%で最も多く、「まったく知らない」という人も15.1%みられた。男性更年期障害は症状を自覚している人の割合に対して認知度が低く、今後の需要開拓には男性更年期障害の認知度アップが重要だと考えられる。

◆男性更年期症状に対する対策としては、「適度な運動をする」「食事の栄養バランスに気を付ける」「十分な睡眠をとる」といった生活習慣の改善に関わる項目が上位となっている。また、男性更年期対策として現在摂取している成分としては、「DHA・EPA」と「亜鉛」が挙げる人が多く、「DHA・EPA」は老化防止、「亜鉛」は性機能の改善を目的に摂取されている。両成分はどちらも食事から摂りづらい成分であると認識されており、サプリメントや健康食品で補っている人が多い。

◆さらに、ユーザーが対策商品に対して求める効果の比率については、 「身体に出る症状への効果」が51.3%、「心に出る症状への効果」が27.2%、「性機能に出る症状への効果」が21.5%となり、男性更年期対策では身体的症状への効果が重視されていることがわかった。これを年代別・症状の重さ別にみると、「身体に出る症状への効果」は高年層および症状が軽い人、「心に出る症状への効果」は若年層および症状が重い人において、より重視する傾向がみられた。さらに、「性機能に出る症状への効果」については、60代まではニーズが拡大するものの、70代になると一転してニーズが減少する結果となった。

◆このほか、当レポートでは、男性更年期障害に対する考え方、対策商品の利用実態、病院の受診状況、新型コロナウイルスによる影響などを調査。さらに、年代別や症状度別に加えて「アクティブタイプ」、「ストレスタイプ」、「センシティブタイプ」、「エイジングタイプ」、「アベレージタイプ」、「ヘルスケアタイプ」、「ルーズタイプ」の7つのクラスターでも分析している。

【調査方法】
■WEBによるアンケート調査
■調査エリア:全国
■対象:AMSチェックシートで軽度以上に該当し、ドリンク剤、サプリメント、OTC医薬品、漢方のいずれかを継続的に摂取し対策している40~70代の男女624名
※今回の調査では、事前調査の結果を基にしたウエイトバック集計を行っているため、N数や出現率に誤差が生じている。

【主な調査内容】
■男性更年期症状に悩む人の潜在人口
■男性更年期症状の実態
■男性更年期に関する情報源・相談先・考え方
■対策商品(ドリンク剤・サプリ・OTC・漢方)の利用実態
■病院の受診状況
■新型コロナウイルスによる影響
■今後の対策意向

【調査実査日】
2021年6月14日

目次
■調査概要
■被験者特性
■事前調査
■調査票

【分析編】
1. 男性更年期の症状
2.男性更年期症状における年齢と日常生活への影響度の関係
3.男性更年期症状の原因
4.男性更年期障害の認知度と自覚度合
5.男性更年期の情報源と相談先
6.男性更年期に対する意識・考え方
7.対策商品の認知度・摂取経験率
8.男性更年期対策として摂取している成分
9.今後の対策意向
10.求められる商品像
11.新型コロナウイルスの影響
12-1. クラスター別分析:アクティブタイプ
12-2. クラスター別分析:ストレスタイプ
12-3 クラスター別分析:センシティブタイプ
12-4. クラスター別分析:エイジングタイプ
12-5. クラスター別分析:アベレージタイプ
12-6. クラスター別分析:ヘルスケアタイプ
12-7. クラスター別分析:ルーズタイプ

【集計編】
1-1.男性更年期の症状〈自分にあてはまる症状〉(MA)
1-2.男性更年期の症状 〈最も悩んでいる症状〉(SA)
1-3.男性更年期の症状 〈コロナをきっかけに気になるようになった症状〉 (MA)
2-1.男性更年期症状の発症年齢 〈身体に出る症状〉(SA)
2-2.男性更年期症状の発症年齢 〈心/性機能に出る症状〉(SA)
3-1.日常生活への影響度 〈身体に出る症状〉(SA)
3-2.日常生活への影響度 〈心/性機能に出る症状〉(SA)
4-1.日常生活への影響 〈身体に出る症状〉(MA)
4-2.日常生活への影響 〈心/性機能に出る症状〉(MA)
5-1.男性更年期症状の原因〈身体に出る症状〉(MA)
5-2.男性更年期症状の原因〈心/性機能に出る症状〉(MA)
6-1.ストレスに感じていること(MA)
6-2.最もストレスに感じていること(SA)
7.男性更年期障害の認知度(SA)
8.自身の症状が男性更年期障害によるものだと思うか(SA)
9.男性更年期障害ではないと思う理由(MA)
10.男性更年期症状を改善するために意識的に摂取している食品(MA)
11-1.知っている成分(MA)
11-2.男性更年期症状の改善のためにこれまでにサプリメントや健康食品で摂取したことがある成分(MA)
11-3.男性更年期症状の改善のために現在サプリメントや健康食品で摂取している成分(MA)
11-4.現在摂取している成分のうち最も自分に必要だと思う成分(SA)
11-5.男性更年期症状の改善のために今後(も)サプリメントや健康食品で摂取したい成分(MA)
12. 「男性更年期症状の改善のためにこれまでにサプリメントや健康食品で摂取したことのある成分」に期待した効果 〈積上げ〉(MA)
13. 「男性更年期症状の改善のために今後(も)サプリメントや健康食品で摂取したい成分」を摂りたい理由〈積上げ〉(MA)
14-1.知っている商品〈ドリンク剤〉(MA)
14-2.男性更年期症状の改善のためにこれまでに摂取したことがある商品〈ドリンク剤〉(MA)
14-3.男性更年期症状の改善のために現在定期的に摂取している商品〈ドリンク剤〉(MA)
15-1.知っている商品〈サプリメント〉(MA)
15-2.男性更年期症状の改善のためにこれまでに摂取したことがある商品〈サプリメント〉(MA)
15-3.男性更年期症状の改善のために現在定期的に摂取している商品〈サプリメント〉(MA)
16-1.知っている商品〈OTC医薬品・漢方〉(MA)
16-2.男性更年期症状の改善のためにこれまでに摂取したことがある商品〈OTC医薬品・漢方〉(MA)
16-3.男性更年期症状の改善のために現在定期的に摂取している商品〈OTC医薬品・漢方〉(MA)
17-1.対策商品の効果実感度 〈身体に出る症状〉(SA)
17-2.対策商品の効果実感度 〈心/性機能に出る症状〉(SA)
18.対策商品の摂取期間(SA)
19.対策商品の摂取タイミング(MA)
20.対策商品の購入チャネル(MA)
21.直近3ヶ月の間に対策商品に費やした金額(SA)
22.対策商品を摂取する理由・目的(MA)
23.ドリンク剤のブランド選択理由 〈積上げ〉(MA)
24.サプリメントのブランド選択理由 〈積上げ〉(MA)
25.OTC医薬品・漢方のブランド選択理由 〈積上げ〉(MA)
26.対策商品に求める効果の比重(SA)
27.受診の経験(SA)
28.受診のきっかけ・理由(MA)
29-1.男性更年期の情報源(MA)
29-2.信頼できる男性更年期の情報源(MA)
30-1.現状の相談先(MA)
30-2.信頼できる相談先(MA)
30-3.今後(も)利用したいと思う相談先(MA)
31.男性更年期に対する意識・考え方(SA)
32.新型コロナウイルスによる変化(MA)
33.新型コロナウイルスの男性更年期症状への影響(SA)
34.今後行いたい男性更年期対策(MA)
35.摂取したい対策商品の剤形(MA/SA)
36.最も利用したい包装形態(SA)
37-1.魅力的な訴求(MA)
37-2.最も魅力的な訴求(SA)
38-1.男性更年期症状を改善してどうなりたいか(MA)
38-2.男性更年期症状を改善してどうなりたいか(SA)
39-1.現在気になっている年齢に伴う症状(MA)
39-2.コロナをきっかけに気になるようになった年齢に伴う症状(MA)
40.現在患っている疾患(MA)
41.価値観・ライフスタイル(SA)

体裁:データ(レポート本文のPPT、PDF、ローデータを収録)
※【CD-ROM収録内容】
1)本文PDF 2)本文パワーポイント
3)データ編(基本クロス集計・単純集計・ローデータ・調査票・FA)

発刊日:2021年7月30日