コンシューマーレポートNo.277
大人のニキビケアの実態と今後のニーズ

―敏感肌・乾燥肌の取り込みが今後のカギを握る―

商品番号 cr220190393
価格 ¥ 396,000 税込
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概要
【調査趣旨と結果】
◆今回、大人のニキビケアの実態を明らかにすべく、20~40代の女性618人( 1年以内に月1回以上、顔にできるニキビに悩んだ経験のある人)を対象にアンケート調査を実施した。

◆調査の結果、大人ニキビでは、1ヶ月に1回程度の頻度でできる“周期ニキビ”に悩む人が4割弱となり、最も多かった。また、大人ニキビで辛い点・困っている点は「繰り返しできること」「見た目が汚いこと」「痕が残ること」などで、ニキビに最も困った年齢としては「20代前半」までの若い年齢を挙げる人が7割強となっている。

◆また、大人ニキビに悩む女性は「混合肌(脂性+乾燥)」の人が約6割、「乾燥肌」の人が約2割となり、ベースに“乾燥”の悩みを持つ人が多い。さらには、「自分の肌が敏感だと感じることが(よく/時々)ある」という人も7割に及び、普段からニキビの悩みに加えて“敏感”や“乾燥”などの肌トラブルを抱えている人が半数以上を占めている。このため、これらの人がスキンケア化粧品やベースメイク化粧品でニキビ予防・ニキビケアとして意識する点は、「肌への刺激が少ないこと」「保湿力が高いこと」「肌が乾燥しないこと」といった“肌への優しさ”に関する機能となり、「殺菌作用」や「抗炎症作用」などの直接ニキビに作用する機能については、やや優先度が下がる傾向となっている。また、ニキビ肌用のスキンケア化粧品の不満点としては、「ニキビに対して効果がない」の他に、「刺激がある」や「肌が乾燥する」といった意見が挙がっており、敏感肌や乾燥肌の人のニーズを捉え切れていない可能性を示唆している。

◆大人ニキビに悩む女性のうち、ニキビ肌用のスキンケア化粧品を使用している人は全体の4割強で、一般の化粧品を使用している人の方が多い。また、ニキビが「繰り返しできること」に悩んでいる人は多いが、「ニキビの症状が治まっても予防としてニキビ肌用の化粧品を使用したい」という人は「ニキビの症状が治まったら一般の化粧品を使用したい」という人よりも少なく、これらの層を取り込むことが今後のニキビ肌用化粧品の課題となっている。

◆当レポートでは、大人ニキビに悩む女性のニキビケアに対する考え方や、ニキビ肌用化粧品の利用実態、病院・薬の利用実態、普段使用しているスキンケア・ベースメイク化粧品、今後の商品ニーズなどを年代別、ニキビの頻度別、通院状況別、敏感肌の程度別で分析している。

【調査方法】
WEBによるアンケート調査
調査エリアは全国
対象:1年以内に月1回以上、顔にできたニキビに悩んだ経験のある20~40代の女性618人(20~40代女性10,000名から抽出)

【調査内容】
◆大人ニキビの実態
◆ニキビ・ニキビケアに対する考え方
◆ニキビ予防・ニキビケアとして意識する点
◆ニキビ肌用化粧品の利用実態
◆病院・医薬品の利用実態
◆ニキビ肌用化粧品の今後のニーズ など

【調査実査日】
2018年12月22日


目次
■調査概要
■被験者特性
■分析編
1 大人ニキビの要因・困っている点
2 ニキビケアに対する考え方
3 大人ニキビの化粧品に対する意識
4 大人ニキビの予防・ケアを意識して使用する化粧品アイテム
5 ニキビ肌用スキンケア化粧品の使用状況
6 ニキビ肌用スキンケア化粧品の満足点
7 ニキビ肌用スキンケア・ベースメイク化粧品の不満点
8 病院の通院実態
9 今後求められるニキビ肌用化粧品
10-1 敏感肌と大人ニキビ①
10-2 敏感肌と大人ニキビ②
10-3 敏感肌と大人ニキビ③

■集計編
1 ニキビのできかた(SA)
2 ニキビが治ったと判断する状態(MA)
3 ニキビが治ったと判断する状態になるまでの期間(SA)
4 ニキビに一番困った年齢(SA)
5 ニキビの要因だと思うもの(MA)
6 ニキビ(ニキビケア)に対する考え方(SA)
7-1 ニキビで困っている点(MA)
7-2 ニキビで最も困っている点(SA)
8 ニキビケア・予防の意識度合(SA)
9-1 ニキビ予防を意識して使用するスキンケア化粧品(MA)
9-2 ニキビケアを意識して使用するスキンケア化粧品(MA)
10-1 ニキビ予防として意識する点(スキンケア化粧品)(MA)
10-2 ニキビケアとして意識する点(スキンケア化粧品)(MA)
11-1 ニキビ予防として意識する点(日焼け止め)(MA)
11-2 ニキビケアとして意識する点(日焼け止め)(MA)
12-1 ニキビ予防を意識して使用するベースメイク化粧品(MA)
12-2 ニキビケアを意識して使用するベースメイク化粧品(MA)
13-1 ニキビ予防として意識する点(ベースメイク化粧品)(MA)
13-2 ニキビケアとして意識する点(ベースメイク化粧品)(MA)
14-1 ニキビ肌用スキンケア化粧品で知っているブランド(MA)
14-2 1 年以内に使用したことがある/現在主に使用しているブランド(MA/SA)
15 ニキビ肌用スキンケア化粧品の満足度(SA)
16 ニキビ肌用スキンケア化粧品の満足点(MA)
17 ニキビ肌用スキンケア化粧品の不満点(MA)
18 ブランドのおすすめ度(SA)
19 ブランドを購入できなくなったらどう思うか(SA)
20 スキンケア化粧品で困っている点(MA)
21 ベースメイク化粧品で困っている点(MA)
22 スキンケアやメイクアップ方法の情報源(MA)
23 病院の通院状況(SA)
24 初めて病院に行った年齢(SA)
25 病院を受診した理由(MA)
26 処方薬の使用状況(SA)
27-1 現在使用している処方薬(MA)
27-2 処方されたことはあるが、現在は使用していない薬(MA)
28 処方薬の満足度(SA)
29 処方薬の満足点(MA)
30 処方薬の不満点(MA)
31 病院を受診しない理由(MA)
32-1 ニキビ用市販薬で知っているブランド(MA)
32-2 1 年以内に使用したことがある/現在主に使用しているブランド(MA/SA)
33 ニキビ用市販薬を使用した理由(MA)
34 ニキビ用市販薬を使用しない理由(MA)
35 ニキビ用市販薬の満足度(SA)
36 ニキビ用市販薬の満足点(MA)
37 ニキビ用市販薬の不満点(MA)
38 実施しているニキビ対策(MA)
39-1 ニキビ予防を意識して使用したい化粧品アイテム(MA)
39-2 ニキビ予防を意識して使用を避けたい化粧品アイテム(MA)
39-3 ニキビケアを意識して使用したい化粧品アイテム(MA)
39-4 ニキビケアを意識して使用を避けたい化粧品アイテム(MA)
40 変更の優先度が高い化粧品アイテム(MA)
41 ニキビ肌用化粧品に期待すること(FA)
42 顔の肌質(SA)
43 自分の肌が敏感だと感じる頻度(SA)
44 顔の肌色(SA)
45 現在使用している化粧品(MA)

■調査票


体裁:データ(レポート本文のPPT、PDF、ローデータを収録)
発刊日:2019年2月15日