”スイーツ”要素の取り込みが加速するアイスクリーム市場
2010年　アイスクリームの市場分析調査

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概要
2009年度のアイスクリーム市場は、前年比1.1％減の3,827億円となった。ここ数年市場は拡大傾向にあったが、4年ぶりにマイナス成長となった。これは、最大の需要期である夏場の苦戦と消費者の節約志向による買い控えの影響が大きい。そのため、夏場の需要が大きい氷菓や高価格帯のプレミアム商品の落ち込みが目立った。一方で、割安感が支持されたマルチパックや、各社が強化している主力商品は全般的に堅調な推移となった。
上記のように、市場は停滞しているものの、メーカー各社はここ数年収益重視の方針を掲げており、安定しつつある。そのため、市場活性化を目指した新商品の投入が活発化している。
こうした中、2009年度は“スイーツ”の要素を取り込んだ商品が増加。このうち、「デッカルチェ」（赤城乳業）は手ごろな価格でスイーツ感覚が味わえる点が支持され、ヒットした。このため、2010年度はさらに“スイーツ”の要素を取り込む流れが加速し、その提案も多様化している。
また、味覚面以外の提案として、これまでにない食シーンを提案した商品の展開が見られる。具体的には、近年の食のトレンドである携帯性などに着目した商品が多くなっている。このように、ライフスタイルが多様化するなか、日常生活の様々なシーンでの摂食を提案することで、需要拡大を図る動きも見られる。
当資料では、市場拡大に向け、スイーツ要素の取り込みが加速するアイスクリームの市場動向を調査。また、2010年度における主要メーカー13社の商品動向と販売戦略を分析し、今後のマーケティング戦略におけるポイントを提案している。

目次
調査概要

市場編
１．アイスクリームの市場概況
１）アイスクリームの市場概況
２）アイスクリームの種類別定義
２．アイスクリームの市場規模分析
１）総市場規模推移
２）種類別市場規模推移
３）タイプ別市場規模推移
４）形状別市場規模推移
３．アイスクリームのメーカー別シェア分析
１）各メーカーの売上高推移
２）メーカー別シェア推移
３）種類別メーカー別シェア
４）ブランド別売上高
４．商品の品揃え分析
１）アイテム数
２）タイプ別品揃え状況
３）種類別品揃え状況
４）価格帯別品揃え状況
５）フレーバー別品揃え状況
６）今期のマーケティングテーマと重点商品
５．今後の商品化の方向
１）商品コンセプト分析
２）注目のこだわり、ご当地アイス一覧
６．各社の市場見通しと展開ポイント

個別企業編
森永乳業
江崎グリコ
ハーゲンダッツジャパン
明治乳業
ロッテアイス
森永製菓
赤城乳業
井村屋製菓
丸永製菓
オハヨー乳業
フタバ食品
クラシエフーズ
協同乳業

＜個別企業調査項目＞（各社共通）
１．企業概要
２．商品展開状況
３．アイスクリームの販売状況
１）売上高推移
２）種類別・タイプ別・ブランド別売上高
４．商品政策と販売促進策
１）商品政策
２）販売促進策
５．今後の市場見通しと展開

資料体裁：Ａ４判　138頁
発刊日　：2010年08月17日