“機能性重視”にシフトする発酵乳と“デイリープレミアム志向”の需要を取り込む洋生菓子市場
2010年 チルドデザートの市場分析調査

商品番号 mr0100023
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
今回調査したチルドデザートとは、要冷蔵タイプのデザート商品のことである。市場は発酵乳(ヨーグルト)と洋生菓子(プリン、ゼリー、その他洋生菓子)の2種類で構成されている。同分野に参入しているのは、ほとんどが乳業メーカーであり、各社はそれぞれが持つ乳素材(乳酸菌、牛乳、乳製品原料)を軸に様々な差別化提案を行っている。特に、発酵乳(ヨーグルト)の品揃えが豊富となっており、商品投入も活発となっている。
こうした中で、2009年度のチルドデザート市場は、前年比2.9%増の4,243億円となった。内訳は、発酵乳が2.7%増の3,185億円、洋生菓子が3.2%増の1,058億円となっている。特に、発酵乳は脂肪0アイテムの牽引で2006年以来のプラス成長となった。洋生菓子は、「ドロリッチ」(グリコ乳業)の大幅増で拡大したが、その他既存ブランドは苦戦を強いられている。
2010年度の動向を見ると、発酵乳では脂肪0アイテムの普及が進んでいることから、各社とも脂肪0を訴求した商品の品揃えを強化している。また、機能性を重視した商品提案にも注力。各社独自の乳酸菌を含有する商品を投入し、その機能を訴求するほか、わかりやすい栄養素を付加することで、さらに健康感を高めている。
一方、洋生菓子では、「ドロリッチ」(グリコ乳業)といった新規性ある商品が高い支持を得ている。また、様々な食感や素材を組み合わせた多層タイプの商品を強化する動きが見られる。
当資料では、機能面を強く訴求した展開にシフトしつつある発酵乳(プレーン、ハード、ソフト、ドリンク)と、新たな商品価値の提案で需要の創出を図る洋生菓子(プリン、ゼリー、その他洋生菓子)の市場動向を調査・分析。また、主要参入企業12社の商品動向および販売戦略をレポートすることで、チルドデザート市場の全貌を明らかにしている。

目次
調査概要

集計・分析編

1.発酵乳
1.発酵乳の市場概況
2.発酵乳の市場分析
1)総市場規模推移
2)種類別マーケット推移
3.メーカー別シェア分析
1)発酵乳全体
2)プレーンヨーグルトのメーカー別シェア
3)ハードヨーグルトのメーカー別シェア
4)ソフトヨーグルトのメーカー別シェア
5)ドリンクヨーグルトのメーカー別シェア
4.ブランド別ポジションとシェア分析
1)タイプ別ブランドポジション
2)プレーンヨーグルトのブランド別シェア
3)ハードヨーグルトのブランド別シェア
4)ソフトヨーグルトのブランド別シェア
5)ドリンクヨーグルトのブランド別シェア
5.プロバイオティクスヨーグルトの商品展開動向分析
1)主要プロバイオティクス商品一覧
2)主要プロバイオティクス商品の種類別ブランド別販売動向
6.脂肪0(ゼロ)ヨーグルトの商品展開動向分析
1)主要な脂肪0(ゼロ)ヨーグルト商品一覧
2)脂肪0(ゼロ)ヨーグルトの市場規模推移((1)全体 (2)ブランド別)
7.発酵乳の商品展開動向分析
1)主要メーカーの2009〜2010年度商品政策
2)2009年春〜2010年春主要新商品分析
3)発酵乳の商品化の方向
8.主要各社の今後の方向性

2.洋生菓子
1.洋生菓子の市場概況
2.洋生菓子の市場分析
1)総市場規模推移
2)種類別マーケット推移
3.メーカー別シェア分析
1)洋生菓子全体
2)プリンのメーカー別シェア
3)ゼリーのメーカー別シェア
4)その他洋生菓子のメーカー別シェア
4.ブランド別ポジションとシェア分析
1)タイプ別ブランドポジション
2)プリンのブランド別シェア
3)ゼリーのブランド別シェア
4)その他洋生菓子のブランド別シェア
5.洋生菓子の商品展開動向分析
6.洋生菓子の商品化の方向

個別企業編
明治乳業株式会社
森永乳業株式会社
日本ミルクコミュニティ株式会社
株式会社ヤクルト本社
グリコ乳業株式会社
オハヨー乳業株式会社
協同乳業株式会社
ダノンジャパン株式会社
チチヤス株式会社
日本ルナ株式会社
タカナシ乳業株式会社
小岩井乳業株式会社

〈調査項目〉(各社共通)
1.企業概要
2.商品一覧
3.チルドデザート販売動向分析
1)商品種類別販売高
2)ブランド別販売動向
4.商品政策と販促活動
1)商品政策
2)販促活動
5.今後の展開と見通し

資料体裁:A4判 115頁
発刊日 :2010年05月26日