2021年 乳酸菌サプライヤーの事業戦略調査

―コロナ終息後に向けた用途開発と情報発信が課題に―

商品番号 mr110210558
価格 ¥ 108,900 税込
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調査趣旨
◆2020年度の乳酸菌関連素材(ビフィズス菌、乳酸菌生産物質含む)は前年度比5.0%増の331.5トンとなった。同年度は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う免疫ニーズの急拡大により、健康食品用途での素材使用が増加。外食産業の停滞やインバウンド需要の急落など、最終製品でマイナス推移となる動向はあったものの、健康食品の通販事業が拡大し、好調な推移となっている。

◆素材別にみると、生菌素材の販売量は前年度比2.0%増の203.5トンとなった。在宅ワークなどの新しいライフスタイルが定着したことで“コロナ太り”など新しいヘルスクレームが登場し、ダイエットや抗メタボなを訴求する素材が伸長している。特に、腸内フローラの健康状態を保つことで様々な健康機能を実現しようとする“腸活”のトレンドが継続し、健康食品用途での消費を支えた。

◆これに対して死菌素材は、前年度比10.3%増の110.6トンと大幅に伸長。キリンが「プラズマ乳酸菌」で免疫関連の機能性表示したことなどもあり、免疫関連のエビデンスを有する素材に注目が集まった。これらの素材はコンタミネーションリスクが低い点や、菌体の密度が生菌よりも多い点、加熱などの加工に対して耐性がある点を訴求。エビデンスと汎用性の両面から企業へのアプローチを行い、加工食品や飲料などの用途を拡大している。

◆コロナ禍における乳酸菌ニーズの高まりは2021年度も継続する見通しであり、各企業が生産体制を増強している。これに伴って販売量は前年度比6.2%増の335.2トンまで拡大すると見込み。一方、2022年度からは免疫関連のニーズが一旦落ち着き、マイナス推移となる見通しとなっている。コロナの終息に向けて各企業では食系以外の用途での素材活用や、海外市場をターゲットにした営業活動を強化していく方向にある。特に、死菌素材や乳酸菌生産物質はエンドユーザーや海外で認知が十分に広まっておらず、今後の情報発信を通して更なるニーズを喚起することが重要となっていく。

◆当資料では、乳酸菌関連素材を供給しているサプライヤーの動向にフォーカスし、その開発動向や活用事例、販売量推移などを徹底分析。各サプライヤーの方向性をまとめ、商品開発やブランド刷新に資する情報を提供する。

【調査期間】
2021年3月~2021年6月

目次
【総市場編】
1.調査概要
2.企業分析
3.研究動向
4.乳酸菌関連素材の販売量
5.乳酸菌関連素材の傾向分析
6.今後の展開

【調査対象企業】
◆森永乳業株式会社
◆ダニスコジャパン株式会社
◆クリスチャン・ハンセン・ジャパン株式会社
◆セティ株式会社
◆亀田製菓株式会社
◆日東薬品工業ホールディングス株式会社
◆三菱ケミカル株式会社
◆コンビ株式会社
◆株式会社キティー
◆株式会社光英科学研究所
◆株式会社IHM
◆簡易個別企業編(15社)

【調査項目(個別企業編)】
1.企業概要
2.R&Dと供給体制
3.素材の研究開発動向
4.近年の研究成果
5.品目分析
6.素材の活用事例
7.事業規模の推移
8.今後の展開

【主要サプライヤーの素材情報(巻末付録)】
1.主要な乳酸菌関連素材
2.主要素材の対応ヘルスクレームと加工用途

資料体裁:A4判237頁
発刊日:2021年6月18日

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