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担当リサーチャーインタビュー記事公開中!!
―リサーチャーに聞く!#102 『2024年 フェムケア市場の動向と将来展望』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/4879/
調査概要
【調査主旨】
◆近年、女性の活躍推進や健康問題対策への関心が高まっていることなどを背景に、女性特有の悩みを解決するフェムケア市場が注目されている。当調査では、PMS・月経トラブル、妊活・産前産後、更年期の女性サポートを目的とした健康食品、OTC医薬品・医薬部外品、一般食品・飲料をフェムケア市場として定義し、調査を行った。
◆その結果、2023年の市場規模は、前年比0.8%増の368億円となった。同市場は、この10年間で約1.7倍に拡大している。市場拡大の要因としては、女性の健康問題が顕在化し、PMSや更年期の認知・対策意識が高まったことや、製品の技術開発の活発化に伴いフェムケアカテゴリーの多様化が進んでいることが挙げられる。
◆訴求別にみると、市場全体の4割強を占める更年期向けは、大豆イソフラボン(エクオール)含有の健康食品や更年期の不調に対応したOTC医薬品が市場をけん引しており、前年比1.6%増となった。また、PMS・月経トラブルでは、2022年に明治が「明治フェムニケアフード α-LunA」を上市。2024年にはアサヒグループ食品が月経に関する機能性を訴求した機能性表示食品「わたしプロローグ」を投入するなど、大手食品メーカーからの新規参入が相次いでおり、前年比2.6%増で推移している。一方、妊活・産前産後向けは、通販ルートを中心に葉酸サプリを展開する企業間で競争が激化しており、2023年は前年比1.8%減となった。
◆今後、フェムケア商品の市場規模はCAGR1.6%のペースで成長し、2030年には410億円規模まで拡大すると予測される。訴求別については、更年期およびPMS・月経トラブルの市場成長が続く見通し。分野別では、葉酸や大豆イソフラボン(エクオール)に続く商品の開発、バラエティショップ、医療機関、健康経営を推進する法人ルートなどへの販路拡大により、健康食品の市場拡大が進む方向にある。さらに、一般食品・飲料については、現在商品数が少なく市場が小規模となっているが、今後、参入企業の増加やカテゴリーの多様化が進めば2030年には大幅な市場成長が期待できる。
◆本調査では、フェムケア市場について、インナーケア(健康食品、OTC医薬品・医薬部外品、一般食品・飲料)に焦点を当て、現在の市場規模、各社の参入状況、商品展開動向、将来性などを分析するとともに、フェムケア市場の中で開拓の余地がある訴求・分野はどこか、需要獲得にあたってどのような商品戦略・販売戦略が有益なのかについても明らかにしている。
【調査期間】
2024年9月~2024年10月
目次
【調査項目】
1.調査概要
2.フェムケア市場の概況
2-1.外部環境分析
2-2.働く女性の推移
2-3.女性の出産と出生率について
2-4.女性の健康面の悩み
2-5.健康問題による経済損失と課題
2-6.女性の更年期について
3.市場沿革
4.市場分析
4-1.全体
4-2.訴求別
4-3.分野別
4-4.主要成分別
4-5.チャネル別
4-6.企業別
4-7.ブランド別
5. 商品分析
5-1.訴求別・分野別品目数
5-2.訴求別・価格帯別品目数
5-3.フェムケア商品の特徴
5-4.主要プレイヤーの商品展開状況
6. 販売分析
6-1. 主な販促活動
6-2. 主要プレイヤーの主な販促活動
7.今後の展開
7-1. フェムケア商品の今後の市場性
7-2. 訴求別の市場性
7-3. 分野別の市場性
8.今後狙うべき市場
8-1.訴求別×分野別
8-2.更年期の潜在需要
8-3.更年期の対策意向
【資料体裁】
A4判51頁
【発刊日】
2024年10月11日