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担当リサーチャーインタビュー記事掲載中!!
―リサーチャーに聞く!#45 『2023年 東南アジアのプラントベースフード市場』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/3513/
調査概要
【調査趣旨】
◆東南アジア地域における市販用プラントベースフード(PBF)商品の市場は前年比12.1%増の936.8億円となった。このうち、約8割は豆乳などの代替乳が占める市場となっているものの、近年では代替肉など他の種類の市場規模が急伸し、市場全体におけるシェアを拡大している。
◆同市場では1950年代から豆乳メーカーが大きな市場を形成していたものの、2015年頃から代替肉など他の種類についても取り組む企業が登場。さらに欧米でBeyond MeatやImpossible FoodsといったPBF専業メーカーが認知を広げたことでトレンドが流入し、地場企業による参入が増加した。
◆これらの地場企業では欧米ブランドとの差別化を図る上で、食品添加物を抑えた商品や地元の作物を利用した安全性の高い商品の開発に注力。それらを積極的にラベルやパッケージで表記することで、自社ブランドの認知拡大に努めている。また、欧米と異なる宗教ユーザーを取り込むため、ムスリムや仏教徒のニーズに応えた商品製造を実施。これによって限られていた菜食の選択肢を増やし、新規ユーザーを獲得することに成功している。
◆2022年はコロナ禍の長期化に加えてウクライナ問題による燃料費の高騰などで輸入品を主軸としたPBFブランドの成長が鈍化。それらのシェアを奪う形で地場企業の代替肉ブランドが急速な伸長をみせている。また、海外企業でもNestleや日本のネクストミーツといった企業が現地向けの生産体制を整え、新製品の展開を加速することで市場成長に寄与した。
◆このように同地域における市場はまだ発展段階であるものの、その急速な成長率は国内外において投資家の注目を集めている。近年ではシンガポールやタイ、インドネシアなどのスタートアップ企業が資金調達に成功。これらの企業では2022年に大規模製造や急速な海外展開を実施し、各国の市場成長に貢献している。
◆当レポートでは東南アジアにおけるPBF市場成長の現状を国、種類、企業、ブランド、原料といった観点から分析。また、それらの市場が拡大している背景を調査し、海外PBF市場の将来性について情報を提供している。
【調査期間】
2023年1月~2023年4月
目次
【調査項目(集計・分析編)】
1.調査概要
1. 調査目的
2. 調査対象の種類
3. 調査対象地域
4. 調査対象企業
5. 調査方法と調査項目に関する留意点
2. 東南アジアの概況
1. 調査対象5カ国の基本情報
2. 各国の健康状況
3. 各国の環境意識
4. 各国の人口と年齢別構成比
3. 市場概況
1. プラントベースフード市場の沿革
2. 市場への参入状況
4. 商品分析
1. 商品展開状況
2. 商品トレンド
5. 売上分析
1. 全体
2. 国別市場規模推移
3. 調査対象5カ国におけるマーケットポジション
4. 種類別シェア
5. メーカー別シェア
6. ブランド別シェア
7. 主原料別シェア
6. 今後の展望
1. 今後の市場予測
2. 今後の企業動向
資料体裁:A4判81頁
発刊日:2023年4月17日