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担当リサーチャーインタビュー記事公開中!!
―リサーチャーに聞く!#105 『2024年 完全栄養食の摂取実態とニーズ(第1弾)』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/5041/
【調査概要】
◆今回、完全栄養食の摂取実態を探るべく、「現在、健康を意識して完全栄養食を月に1回以上摂取している20~60代の男女1,030人」を対象にアンケート調査を行った。
90,000人を対象とした事前調査では、現在、健康を意識して完全栄養食を摂取している人は3.4%となった。性年齢層別にみると、男性若年層(20代・30代)が8.4%で最も多かった。本調査では、現在完全栄養食の15ブランドをいずれか摂取している人を調査対象とし、現在摂取率が最も高かったのは「BASE BREAD」で55.6%、次いで「完全メシ」(49.1%)、「inゼリー 完全栄養」(37.4%)となった。
◆生活習慣や栄養に対する意識をみると、完全栄養食ユーザーは、一般的な健康食品ユーザーとは特徴が異なることがわかった。まず、食生活をみると、完全栄養食ユーザーは揚げ物や菓子などのジャンクフードを好む傾向がある一方、「水をよく飲む」「よく噛んで食べる」など、健康のために食事面で取り組んでいることも一般的な健康食品ユーザーより多い傾向がみられた。次に、栄養に対する意識を比較すると、完全栄養食ユーザーは、「これさえ食べていれば大丈夫というものが欲しい」「自分に最適な食事を提案してほしい」というニーズが高いことが明らかとなった。
◆完全栄養食に対する摂取前から摂取後の印象をみると、「価格が高い」「本当に完全な栄養が摂れるのか心配」などのネガティブなイメージは、摂取後において低くなっているのに対して、「おいしい」「効率的」「栄養が豊富」などのポジティブなイメージは摂取後において高くなっていることから、摂取前から摂取後で完全栄養食の印象が良い方向に変化していることがわかった。
◆カテゴリのスイッチ状況では、加工食品と健康食品のスイッチ状況を比較した結果、カップ麺や菓子などの加工食品から完全栄養食へのスイッチが特に多かった。しかし、スイッチ理由が両者で異なっており、加工食品は「完全栄養食の方がなんとなく健康的に感じるから」、健康食品は「他の食品では補えない栄養素を完全栄養食で補うことができるから」が上位に挙がっている。また、商品選択時の重視点と購入後の満足点をみると、重視点に対して満足点は全体的に低かった。にも拘わらず、今後の継続意向は高い。この背景には、完全栄養食ユーザーはジャンクフードなどの加工食品を元々好んでおり、どうせ食べるなら健康に良いものを摂りたいと考えていることに加えて、元々の完全栄養食に対する期待値が低いので継続意向には影響がなく、むしろちょっとした満足点がプラスに働くため、今後の継続意向につながっていると考えられる。
◆当調査では完全栄養食を摂取している20~60代男女の食・生活習慣、完全栄養食の摂取実態、完全栄養食に対する考え方、商品評価、今後の摂取意向などを調査。性別、年齢層別に加えて、「充実志向タイプ」「筋肉志向タイプ」「予防志向タイプ」「バランス志向タイプ」「手軽志向タイプ」「食改善志向タイプ」「時短志向タイプ」「効率志向タイプ」の8つのクラスターでも分析し、完全栄養食の摂取における消費者のニーズを明らかにしている。
【主な調査内容】
■普段の食・生活習慣
■栄養に対する意識・考え方
■完全栄養食の摂取実態
■完全栄養食の商品評価
■完全栄養食に対する考え方
■今後の完全栄養食の摂取意向
【調査方法】
WEBによるアンケート調査
調査エリア:全国
対象:現在、健康を意識して完全栄養食を摂取している20~60代の男女1,030人
(20~60代男女90,000人から抽出)
※今回の調査では、事前調査の結果を基にしたウエイトバック集計を行っているため、
N数や出現率に誤差が生じている。
【調査実施日】
2024年10月11日~16日
目次
■調査概要
■被験者特性
■事前調査
■本調査
【分析編】
1. 普段の習慣
2. 健康のための取り組み
3. 情報源
4. 食事や栄養に対する意識・考え方
5. 栄養摂取の意識
6-1. 完全栄養食購入に至るまで(購入前)
6-2. 完全栄養食購入に至るまで(商品の認知)
6-3. 完全栄養食購入に至るまで(購入・摂取)
6-4. 完全栄養食購入に至るまで(食べ方)
6-5. 完全栄養食購入に至るまで(目的)
7. 完全栄養食に対するイメージ・印象の変化
8. カテゴリのスイッチ状況
9. 商品選択時と選択後のギャップ
補足:スイッチと高い継続意向のインサイトとは?
10. 完全栄養食の商品評価
11. 今後の完全栄養食におけるニーズ
12-1. クラスター別分析:充実志向タイプ
12-2. クラスター別分析:筋肉志向タイプ
12-3. クラスター別分析:予防志向タイプ
12-4. クラスター別分析:バランス志向タイプ
参考:カスタマージャーニー(バランス志向タイプ)
12-5. クラスター別分析:手軽志向タイプ
12-6. クラスター別分析:食改善志向タイプ
12-7. クラスター別分析:時短志向タイプ
12-8. クラスター別分析:効率志向タイプ
【集計編】
1. 3食の摂取頻度(SA)
2.普段の生活習慣(MA)
3.健康のための取り組み(食事)(MA)
4.健康のための取り組み(食事以外)(MA)
5.行っている運動(MA)
6.摂取栄養素量の意識(SA)
7-1.知っている栄養成分(MA)
7-2.魅力的だと思う栄養成分(MA)
7-3.必要だが不足していると思う栄養成分(SA)
8.食事や栄養に対する意識・考え方(SA)
9.情報源(MA)
10-1.完全栄養食を摂取し始めたきっかけ(MA)
10-2.完全栄養食を摂取し始めたきっかけ(SA)
11-1.完全栄養食の摂取目的(MA)
11-2.完全栄養食の摂取目的(SA)
12-1.完全栄養食のイメージ(摂り始める前)(MA)
12-2.完全栄養食の印象(摂り始めてから)(MA)
13.完全栄養食の位置づけ(SA)
14.重視ポイント(MA)
15-1.完全栄養食摂取前の食事(現在も含む)(MA)
15-2.完全栄養食によって摂取をやめたもの(MA)
15-3.完全栄養食によって摂取量が減ったもの(MA)
16.意識して摂っていた成分(サプリメント)(MA)
17.摂取をやめた(摂取量が減った)理由(MA)
18-1.商品の購入先(MA)
18-2.商品の購入先(SA)
19.完全栄養食を購入したときの行動(SA)
20.商品に興味をもつきっかけとなった媒体(MA)
21.商品ごとのイメージ(MA)
22.定期購入の有無(SA)
23.完全栄養食にかける1ヶ月あたりの金額(SA)
24.商品ごとの摂取期間(SA)
25.商品ごとの摂取タイミング(MA)
26-1.他の食品の併用状況(朝食)(MA)
26-2.他の食品の併用状況(昼食)(MA)
26-3.他の食品の併用状況(夕食)(MA)
27.商品ごとの摂取シーン(MA)
28.商品を選んだ理由(MA)
29.以前摂取していた商品をやめた理由(MA)
30.商品ごとの満足度(SA)
31.商品ごとの実感した効果(MA)
32.商品ごとの満足点(MA)
33.完全栄養食に費やすことができる1ヶ月あたりの金額(SA)
34.今後の摂取意向(SA)
35.完全栄養食に対する意識・今後の意向(SA)
36.これからの完全栄養食に期待すること(MA)
37.今後摂取したい商品形態(MA)
38-1.魅力を感じるメッセージ(MA)
38-2.魅力を感じるメッセージ(SA)
39-1.完全栄養食に適用されたときに魅力を感じる文言(MA)
39-2.完全栄養食に適用されたときに魅力を感じる文言(SA)
40-1.完全栄養食を摂ることでのベネフィット(MA)
40-2.完全栄養食を摂ることでのベネフィット(SA)
41.家族構成(MA)
42.価値観・ライフスタイル(SA)
【資料体裁】
A4判124頁
【発刊日】
2024年11月29日