コンシューマーレポートNo.341
2023年 シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを探る(第3弾)
-食生活の悩みはコロナ禍から物価高騰に、悩みを解決する商品とは?-

商品番号 cr220230483
価格 ¥ 462,000 税込
◆購入商品を選択してください。 (必須)
法人のお客様はご注文手続き画面の【通信欄】にて貴社名及び部署名を記載いただくようお願い致します


担当リサーチャーインタビュー記事掲載中!!
―リサーチャーに聞く!#60 『2023年 シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを探る(第3弾)』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/3939/


【調査概要】
◆今回、シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを明らかにすべく、「食事面・調理面・買い物面において何らかの悩みを抱える60代以上の男女620人」を対象にアンケート調査を実施した。なお、今回は2017年、2021年に続いて3回目の調査となる。

◆調査の結果、食事面の悩みは「食事内容/メニューが偏る」(50.6%)、調理面は「メニューがマンネリ化してしまう(同じものばかりになる)」(47.3%)が最も多くなっている。また、買い物面では「食品が値上がりしている」(68.6%)が最も多く、物価高騰が悩みになっている。

◆食事量の変化については「1年前に比べて食事量が減った」と思っている人が49.3%となっており、前回調査時(2021年)と比べると26.7ptも増加している。食事量が減った原因としては「食欲が低下したから/あまりお腹が空かなくなったから」(36.4%)という悩みのほかに、「物価が高騰したから」(22.3%)と2割強の人が物価高騰が原因と考えている。

◆実際に物価高騰が家計にどの程度の影響があるかを質問したところ、「とても影響がある」(53.6%)、「やや影響がある」(36.1%)と回答した人が合わせて約9割となっており、ほとんどの人が物価高騰の影響があると考えていることがわかった。

◆さらに、値上げがされていると感じる食品・飲料については「卵」(75.7%)、「パン類」(66.2%)、「牛乳・乳製品」(64.4%)がトップ3となっており、値上げが原因で購入を控えた食品・飲料では「卵」(21.1%)、「果物」(19.0%)、「パン類」(16.5%)がトップ3となっている。

◆また、ロコモやフレイルなどの認知度については「フレイル」(55.9%)が前回調査時(2021年)よりも14.7pt増加しているほか、「オーラルフレイル」(39.6%)も前回調査時より8.8pt増加しており、認知が広がっていることがわかった。一方、「フレイル」を知らないが、症状について説明を受けたら該当すると思う『隠れフレイル』(40.9%)が4割に達しており、今後もフレイルの認知度向上が必要と考えられる。

◆今後求められる商品やサービスについては「簡単に調理できる商品」、「栄養バランスに配慮した商品」、「少量で1日に必要な栄養が補給できる商品」を期待する人が多く、栄養が強化された商品については「スープ」や「みそ汁」のニーズが高くなっている。

◆当調査では、シニア層の食事・調理・買い物に関する悩み・困りごと、物価高騰による食実態や食意識、健康意識への影響、コロナ禍からの変化などを調査。さらに、性別、年齢層別に加えて、「アクティブシニア」、「ヘルシーシニア」、「コスパシニア」、「隠れフレイルシニア」、「ノンアクティブシニア」の5つのクラスターでも分析している。

【主な調査内容】
■ シニア層が抱える食事・調理・買い物の悩み
■ 物価高騰による食実態や食意識、健康意識への影響
■ コロナ禍と比較した食実態や食意識、健康意識の変化
■ フレイル・サルコペニア等の認知度
■ 中食・加工食品の利用実態
■ 食事・調理に対する今後の要望

【調査方法】
・WEBによるアンケート調査
・調査エリア:全国
・対象:食事面・調理面・買い物面において何らかの悩みを抱える
60代以上の男女620人

目次
■調査概要
■被験者特性
■事前調査
■本調査

【分析編】
1-1. 食事・調理・買い物の悩み
1-2. 食事・調理・買い物での意識の変化
2. 食事量の変化
3-1. 食品の摂取頻度
3-2. 食品の摂取頻度(食品摂取多様性スコア)
4-1. 中食・加工食品の利用状況
4-2. 中食・加工食品に対する意見
5. 普段の食事・食品の購入先の変化とその理由
6. 食品・飲料を購入する際の物価高騰の影響
7-1. 現在の栄養状態
7-2. 栄養摂取に関する意識
8-1. ロコモ・フレイルなどの認知度
8-2. フレイルの兆候(イレブンチェック)
8-3. 隠れフレイルの実態
9-1. 今後求められる商品・サービス
9-2. 今後求める商品への消費者の声
10. シニア層が抱える食事の問題を解決するための提案
11-1. クラスター別分析:アクティブシニア
11-2. クラスター別分析:ヘルシーシニア
11-3. クラスター別分析:コスパシニア
11-4. クラスター別分析:隠れフレイルシニア
11-5. クラスター別分析:ノンアクティブシニア
12. 孤食・共食別の食事に関する悩みや希望

【集計編】
1-1. 食事面で悩んでいることや困っていること(MA)
1-2. 食事面で最も悩んでいることや困っていること(SA)
2-1. 健康面で気を付けていること(MA)
2-2. 健康面で最も気を付けていること(SA)
3-1. 調理面で悩んでいることや困っていること(MA)
3-2. 調理面で最も悩んでいることや困っていること(SA)
4-1. 食事の準備・料理をするときに心がけていること(MA)
4-2. 食事の準備・料理をするときに最も心がけていること(SA)
5-1. 買い物面で悩んでいることや困っていること(MA)
5-2. 買い物面で最も悩んでいることや困っていること(SA)
6-1. 食事の買い物をする際に気を付けていること(MA)
6-2. 食事の買い物をする際に最も気を付けていること(SA)
7. 食事・料理に対する考え方(SA)
8-1. 同居している人(MA)
8-2. 普段一緒に食事をしている人(MA)
9-1. 朝食の頻度(SA)
9-2. 昼食の頻度(SA)
9-3. 夕食の頻度(SA)
9-4. 間食の頻度(SA)
10. 食事量の変化(SA)
11. 食事量が減った理由(MA)
12. 食事量が減ったことで心配していること(MA)
13-1. 食品の摂取頻度(SA)
13-2. 食品摂取多様性スコア(SA)
14-1. 摂取頻度が少ない理由:積み上げ(MA)
14-2. 摂取頻度が少ない理由:肉類(MA)
14-3. 摂取頻度が少ない理由:魚介類(MA)
14-4. 摂取頻度が少ない理由:卵(MA)
14-5. 摂取頻度が少ない理由:大豆・大豆製品(MA)
14-6. 摂取頻度が少ない理由:牛乳・乳製品(MA)
14-7. 摂取頻度が少ない理由:緑黄色野菜(MA)
14-8. 摂取頻度が少ない理由:海藻類(MA)
14-9. 摂取頻度が少ない理由:いも類(MA)
14-10. 摂取頻度が少ない理由:果物(MA)
14-11. 摂取頻度が少ない理由:油を使った料理(MA)
14-12. 摂取頻度が少ない理由:その他の野菜(MA)
14-13. 摂取頻度が少ない理由:きのこ類(MA)
14-14. 摂取頻度が少ない理由:パン類(MA)
14-15. 摂取頻度が少ない理由:麺類(MA)
14-16. 摂取頻度が少ない理由:米類(MA)
15. 中食・加工食品等の利用頻度(SA)
16-1. 中食・加工食品等を選ぶ際の重視点:積み上げ(MA)
16-2. 中食・加工食品等を選ぶ際の重視点:弁当・惣菜(MA)
16-3. 中食・加工食品等を選ぶ際の重視点:冷凍食品(MA)
16-4. 中食・加工食品等を選ぶ際の重視点:レトルト食品(MA)
16-5. 中食・加工食品等を選ぶ際の重視点:即席麺(MA)
16-6. 中食・加工食品等を選ぶ際の重視点:缶詰・瓶詰(MA)
16-7. 中食・加工食品等を選ぶ際の重視点:ミールキット(MA)
17-1. 中食・加工食品等を利用する理由:積み上げ(MA)
17-2. 中食・加工食品等を利用する理由:弁当・惣菜(MA)
17-3. 中食・加工食品等を利用する理由:冷凍食品(MA)
17-4. 中食・加工食品等を利用する理由:レトルト食品(MA)
17-5. 中食・加工食品等を利用する理由:即席麺(MA)
17-6. 中食・加工食品等を利用する理由:缶詰・瓶詰(MA)
17-7. 中食・加工食品等を利用する理由:ミールキット(MA)
18-1. 中食・加工食品等の不満点・改善点:積み上げ(MA)
18-2. 中食・加工食品等の不満点・改善点:弁当・惣菜(MA)
18-3. 中食・加工食品等の不満点・改善点:冷凍食品(MA)
18-4. 中食・加工食品等の不満点・改善点:レトルト食品(MA)
18-5. 中食・加工食品等の不満点・改善点:即席麺(MA)
18-6. 中食・加工食品等の不満点・改善点:缶詰・瓶詰(MA)
18-7. 中食・加工食品等の不満点・改善点:ミールキット(MA)
19-1. 中食・加工食品等への今後の要望:積み上げ(MA)
19-2. 中食・加工食品等への今後の要望:弁当・惣菜(MA)
19-3. 中食・加工食品等への今後の要望:冷凍食品(MA)
19-4. 中食・加工食品等への今後の要望:レトルト食品(MA)
19-5. 中食・加工食品等への今後の要望:即席麺(MA)
19-6. 中食・加工食品等への今後の要望:缶詰・瓶詰(MA)
19-7. 中食・加工食品等への今後の要望:ミールキット(MA)
20-1. 普段の食材・食品の購入先(MA)
20-2. 1年前に比べて利用が増えた食材・食品の購入先(MA)
20-3. 1年前に比べて利用が減った食材・食品の購入先(MA)
21-1. スーパーやコンビニなどを利用する機会が増えた理由:積み上げ(MA)
21-2. スーパーやコンビニなどを利用する機会が増えた理由:販売チャネル別(MA)
22-1. スーパーやコンビニなどを利用する機会が減った理由:積み上げ(MA)
22-2. スーパーやコンビニなどを利用する機会が減った理由:販売チャネル別(MA)
23. 物価高騰の影響(SA)
24-1. 特に値上げがされていると感じる食品・飲料(MA)
24-2. 値上げされて購入を控えるようになった食品・飲料(MA)
25. 1ヶ月の食費(SA)
26. 食費の変化(SA)
27. 食費が増えた理由(MA)
28. 食費が減った理由(MA)
29. 現在の栄養状態(SA)
30. 栄養状態が良くない原因(MA)
31. 栄養状態が良くないと思うようになったきっかけ(MA)
32-1. 普段の食事で意識して積極的に摂取している栄養成分(MA)
32-2. 普段の食事で摂れていないと思う栄養成分(MA)
32-3. 今後(も)積極的に摂取したいと思う栄養成分(MA)
33-1. 栄養成分に期待する効果:積み上げ(MA)
33-2. 栄養成分に期待する効果:種類別(MA)
34-1. 栄養不足の予防・改善のために現在取り組んでいること(MA)
34-2. 栄養不足の予防・改善のために今後(も)取り組みたいこと(MA)
35. 栄養補助食品・栄養が強化された食品のうち現在利用している・今後に利用したい商品(MA)
36. 健康面・身体面、生活面の変化(MA)
37-1. 健康に関する情報源(MA)
37-2. 食事に関する情報源(MA)
38. ロコモやフレイルなどの認知度(SA)
39-1. 現在、ロコモやフレイルなどが自分自身にあてはまると思うか(MA)
39-2. 将来、ロコモやフレイルなどになることを不安・心配に思うか(MA)
40. フレイルの原因(MA)
41-1. 将来、不安・心配に思う症状がある理由:積み上げ(MA)
41-2. 将来、不安・心配に思う症状がある理由:ロコモ(MA)
41-3. 将来、不安・心配に思う症状がある理由:フレイル(MA)
41-4. 将来、不安・心配に思う症状がある理由:サルコペニア(MA)
41-5. 将来、不安・心配に思う症状がある理由:低栄養(MA)
41-6. 将来、不安・心配に思う症状がある理由:オーラルフレイル(MA)
42-1. 実施しているフレイル対策(MA)
42-2. 実施予定のフレイル対策(MA)
43-1. コロナの感染拡大で意識するようになったこと(MA)
43-2. コロナが落ち着いてきた現在でも意識していること(MA)
44. 今後どのように健康を気遣っていきたいか(MA)
45-1. 今後にあったらいいと思う商品やサービス(MA)
45-2. 今後に特にあったらいいと思う商品やサービス(SA)
46. 食事・料理に対する要望を選んだ理由(FA)
47. 普段の生活状況(イレブンチェック)(SA)
48-1. 現在患っている疾患(MA)
48-2. 将来不安に思う疾患(MA)
49. BMI値(4区分)(FA)
50. 価値観・ライフスタイル(SA)

【資料体裁】
A4判178頁

【発刊日】
2023年9月8日