成長するアジア4ヶ国における製品展開・市場動向を探る
2012年　農薬メーカーのアジア戦略調査

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概要
◆ アジア対象４カ国（中国、タイ、ベトナム、インド）の農薬市場は、2011年度、ドルベースで8.0％増の4,271億円となっている。今回対象の４ヵ国を含むアジア地域では、経済発展や人口増加による食料需要の拡大を背景に、農薬市場も拡大傾向をたどっている。

◆ 中国は、コメ、小麦、とうもろこしを中心とした世界有数の生産国であるが、生産の殆どを国内で消費している。今後も、増加する人口の食料確保が重要な課題となっており、収量アップに貢献する農薬の需要が期待できる。

◆ タイならびにベトナムは、世界有数のコメの生産地である。両国において、限られた土地での規模的拡大は見込めないものの、農薬の使用は欠かせないものであり、今後も水稲向けを中心に農薬需要は続くとみられる。

◆ インドでも、コメを中心とした穀物の生産が盛んである。今後も人口増加による増産傾向は続くとみられ、これに伴い、農薬需要も拡大することが予想される。インドでは、零細・小規模農家が多いことから、こうした末端のニーズを取り込むことが重要になる。

◆ 参入企業においては、生産効率の向上をキーワードに環境リスクを軽減する薬剤など、グローバルに主眼を置いた農薬を積極的に市場投入することで、拡大する需要の取り込みを急いでいる。生産・販売面では、今回対象としている4ヵ国を含むアジア地域を中心に拠点の構築が加速度的に進んでいる。

◆ 当資料では、農薬の需要増加が見込まれるアジア４カ国の農薬市場を調査・分析するとともに、主要企業の展開製品、売上規模、生産・販売状況及び販売促進活動などについてレポートしている。

目次
【総市場編】
１．対象地域の概況
　　１）地域定義
　　２）製品定義
　　３）参入企業の特性
　　４）為替レート
２．アジア対象地域における農薬市場規模
　　１）国別市場規模
　　２）種類別市場規模
　　３）企業別売上高
３．対象企業の拠点展開状況
　
【 国別市場編】
《中国》
１．中国の農薬市場概況
　　１）中国の基礎データ
　　２）中国における農薬登録制度
２．中国における農薬市場規模
　　１）種類別市場規模
　　２）対象企業別売上高
３．中国での農薬製品展開状況
４．中国における対象企業の拠点展開状況
　　１）事業拠点数
　　２）拠点開設経緯
５．中国での販売・流通経路
６．今後の市場性

《タイ》
１．タイの農薬市場概況
　　１）タイの基礎データ
　　２）タイにおける農薬登録制度
２．タイにおける農薬市場規模
　　１）種類別市場規模
　　２）対象企業別売上高
３．タイでの農薬製品展開状況
４．タイにおける対象企業の拠点展開状況
　　１）事業拠点数
　　２）拠点開設経緯
５．タイでの販売・流通経路
６．今後の市場性

《ベトナム》
１．ベトナムの農薬市場概況
　　１）ベトナムの基礎データ
　　２）ベトナムにおける農薬登録制度
２．ベトナムにおける農薬市場規模
　　１）種類別市場規模
　　２）対象企業別売上高
３．ベトナムでの農薬製品展開状況
４．ベトナムにおける対象企業の拠点展開状況
　　１）事業拠点数
　　２）拠点開設経緯
５．ベトナムでの販売・流通経路
６．今後の市場性

《インド》
１．インドの農薬市場概況
　　１）インドの基礎データ
　　２）インドにおける農薬登録制度
２．インドにおける農薬市場規模
　　１）種類別市場規模
　　２）対象企業別売上高
３．インドでの農薬製品展開状況
４．インドにおける対象企業の拠点展開状況
　　１）事業拠点数
　　２）拠点開設経緯
５．インドでの販売・流通経路
６．今後の市場性


【個別企業編】
《日本企業編》
　◆石原産業株式会社
　◆株式会社エス･ディー･エスバイオテック
　◆クミアイ化学工業株式会社
　◆住友化学株式会社
　◆日産化学工業株式会社
　◆日本曹達株式会社
　◆日本農薬株式会社
　◆三井化学アグロ株式会社

《欧米企業編》
　◆シンジェンタ
　◆ダウ・アグロサイエンス
　◆デュポン
　◆バイエルクロップサイエンス
　◆BASF

　

《調査項目（※各社共通）》
１．企業概要
２．アジア対象地域での主要製品展開
３．アジア対象地域での主要拠点展開
４．アジア対象地域における農薬売上高
　　１）国別売上高
　　２）種類別売上高
５．アジア対象地域での製造・販売ルート
６．今後の方向性

資料体裁：Ａ４判　141頁
発 刊 日：2012年9月7日