植物・抗老化を中心に高機能化する原料の市場性と開発動向
2012年 化粧品素材の市場動向分析調査

商品番号 mr410120064
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
◆化粧品素材の2011年度の市場は、前年度比2.0%拡大している。2011年は震災やタイの洪水被害などのマイナス要因があったものの、生産設備の増強に取り組む企業が多くみられたことなどから前年を上回っている。
◆由来別市場では、植物由来素材の伸長率が最も大きく、特許出願件数も多くなっている。これは、末端の化粧品市場において自然派化粧品や敏感肌対応化粧品の市場規模が拡大傾向にあることや、配合成分に対する消費者意識が向上していることが大きな要因となっている。一方、動物由来素材についても、海洋性コラーゲンやプラセンタ、微生物由来素材などは引き合いが増加しており、売上を伸ばしている。微生物由来については、ロート製薬がPQQを安定配合した製品を発売するなど、新素材への注目度が高まっている。
◆機能面では抗シワ、抗糖化、抗酸化などの抗老化・美白作用、温・冷感などの感覚作用、髪の抗老化作用、ナノ化などの素材が増加傾向にある。
◆このほか、各素材メーカーにおいては、日油や日本精化、堺化学工業をはじめ、生産設備の増強によって生産力を大きく拡大する企業が多い。また、国内の化粧品市場が成熟していることから、高砂香料工業、日清オイリオ、一丸ファルコス等、海外展開に注力している企業が多くみられる。製品面では、国産素材や低刺激素材など安全性を高めつつ、抗シワを含めた抗老化の新素材開発、処方開発が活発。
◆当資料では、化粧品市場の高機能化を支える化粧品素材の市場について、由来別、分野別、機能別に分類し、各市場の動向や主要メーカーの取り組みを分析。直近の開発動向や主要素材の採用状況なども含めてレポートしている。

 ★調査対象   →化粧品・医薬部外品原料
 ★調査対象分野 →スキンケア(UV、ボディケア含)、ヘア関連、ベースメイク、ポイントメイク

目次
【市場編】
 1.化粧品素材の市場概要
  1)調査対象範囲
  2)分野と効果の付与
 2.化粧品素材の市場規模
  1)総市場規模推移
  2)由来別市場規模推移
  3)分野別市場規模推移
  4)企業別ポジション
  5)主要素材の市場規模推移
 3.配合製品の市場規模推移
 4.注目新素材の開発動向
  1)新規化粧品素材の由来別開発動向
  2)新規化粧品素材の機能別開発動向
  3)化粧品素材の特許出願動向
 5.美白素材分析
  1)化粧品素材の美白アプローチ
  2)主な美白素材のアプローチ分析
  3)美白素材の開発経緯
  4)素材・参入企業一覧
  5)配合ブランド分析
 6.抗老化・保湿素材分析
  1)化粧品素材の抗老化アプローチ
  2)主な抗老化素材のアプローチ分析
  3)抗老化素材の開発経緯
  4)素材・参入企業一覧
  5)配合ブランド分析
 7.ヘア関連素材分析
  1)化粧品素材のヘアケアアプローチ
  2)主なヘアケア素材のアプローチ分析
  3)素材・参入企業一覧
  4)配合ブランド分析
 8.今後の市場性
  1)化粧品素材市場の今後の方向性
  2)主要企業の今後の方向性


【個別企業編】
 ●日油株式会社
 ●高砂香料工業株式会社
 ●BASFジャパン株式会社
 ●日本精化株式会社
 ●日清オイリオグループ株式会社
 ●一丸ファルコス株式会社
 ●丸善製薬株式会社
 ●クローダジャパン株式会社
 ●エボニック デグサ ジャパン株式会社
 ●堺化学工業株式会社
 ●昭和電工株式会社
 ●オリザ油化株式会社
 ●片倉チッカリン株式会社
 ●東洋紡株式会社

 《調査項目(各社共通)》
 1.企業概要
 2.製品展開状況
 3.化粧品素材の売上高
  1)由来別売上高推移
  2)分野別売上構成
 4.化粧品素材に関する今後の方向性

資料体裁:A4判 114頁
発 刊 日:2012年10月19日