2020年 機能性食品素材の市場分析調査

―新規機能性の探索で採用分野の拡大を図る参入各社―

商品番号 mr220200503
価格 ¥ 106,700 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2019年度の機能性食品素材市場は、前年度比3.6%増の3万8,950tで推移した。同市場は、2015年に機能性表示食品制度が設けられたことを受けて拡大基調を維持している。なかでも、同市場をけん引する食物繊維の中枢素材である難消化性デキストリンは、加工食品や飲料など幅広い分野で用いられており、出荷量も当資料の調査対象素材のなかでは最も多くなっている。

◆こうしたなかで、素材メーカーでは保有素材の採用分野拡大を目的として新たな機能性を探索する動きが活発になっている。特に、菌株の種類によって様々な機能を有する乳酸菌では、免疫力や腸内環境以外の機能に関する研究開発が多く報告されている。具体的には、雪印メグミルクでは「乳酸菌ヘルベ」でアレルギー反応の抑制作用を確認している。さらに、キリンでは「KW乳酸菌」を摂取することで目の疲れを軽減することを発見しているほか、「プラズマ乳酸菌」に肌の免疫力・バリア機能の向上を確認している。

◆また、江崎グリコではイヌリンとビフィズス菌素材「BifiX」を同時に摂取することで腸内ビフィズス菌の増加効果が向上することを見出しているほか、ファンケルではイチョウ葉エキスとフェルラ酸等の継続摂取で軽度認知障害を緩和する機能を発見。ダイセルではグルコシルセラミドがアルツハイマー病の発病予防効果を見出している。

◆2020年度については、2019年度比0.6%増の3万9,200tで推移する見通しである。同市場は引き続き拡大基調を維持するとみられるが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けて素材ニーズの明暗がはっきりと分かれたうえ、緊急事態宣言の発令による営業自粛や外出自粛ムードの浸透といった要因により、多くの素材が苦戦を強いられる見通しである。一方で、免疫力を謳った素材は需要を大きく伸ばしており、市場の拡大に寄与するとみられる。特に、乳酸菌は一部末端製品で品切れを起こすなど需要が大きく拡大しており、市場の大幅な拡大が期待される。

◆当資料では、近年注目を集めている機能性食品素材を対象として、参入企業および展開素材や開発動向、特許、売上高などから多角的に分析しているほか、主要企業の今後の展開などについても取り上げることで、機能性食品素材市場の今後の展望についてレポートしている。

【調査期間】
2020年2月~2020年6月


目次
【調査概要】
【総市場編】
1.調査概要
 1)調査目的
 2)調査対象企業
 3)調査対象範囲
 4)調査方法
2.主な機能性食品素材一覧
3.市場規模分析
 1)全体
 2)素材別市場
 3)用途別市場
 4)素材別×企業別シェア
4.近年の主な研究開発動向
 1)新規機能性の探索
 2)関連因子の探索
 3)新規素材・効率的生産技術の開発
 4)その他
 5)主な公開特許
5.今後の展開
 1)今後の市場性
 2)素材別今後の展開

【素材別編】
◆食物繊維
◆コラーゲン
◆グルコサミン
◆DHA・EPA
◆乳酸菌
◆アントシアニン
◆イチョウ葉
◆イソフラボン
◆ヒアルロン酸
◆グルコシルセラミド
◆アスタキサンチン
◆コエンザイムQ10
◆GABA
◆ルテイン
◆キトサン
◆プラセンタ
◆ラクトフェリン
◆プロシアニジン
◆エラスチン


資料体裁:A4判209頁
発刊日:2020年6月24日

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