2024年 オーガニック・ナチュラルコスメの市場分析調査

ー商品訴求の深化と販売接点の拡大!踊り場を迎えた市場で問われる新たな戦略 ー

商品番号 mr210240641
価格 ¥ 108,900 税込
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調査概要
【調査主旨】
◆2023年のオーガニック・ナチュラルコスメ市場は、前年比1.1%増の2,295億円。SDGs意識の広がりやインバウンド需要の回復を背景として緩やかに伸長している。2024年については、市場規模がコロナ禍以前を超える見通しとなっており、2023年比1.6%増の2,331億円となる見込みとなっている。

◆企業別にみると、ラッシュジャパンやマッシュビューティーラボ、イソップ・ジャパン、資生堂、韓国ブランドである「FEMMUE」を取り扱うアリエルトレーディングなどは、いずれも前年比5.0%以上と好調に推移している。一方で、シェアトップのロクシタンジャポンや、古くから市場を牽引してきたザボディショップジャパンなど、前年を下回って推移している企業も少なくなく、市場は踊り場の様相を呈している。こうしたなか、参入各社は商品訴求の深化や販売接点の拡大などを通してブランドのてこ入れを図っている。

◆具体的に商品面では、近年の化粧品市場のトレンドである効果・効能の期待できる成分訴求の広がりを背景に、植物由来でありながらも医薬部外品の商品を展開するなど、商品訴求を強化する動きが活発化している。例えば、ロクシタンジャポンでは医薬部外品の承認を獲得した2層式〈薬用〉育毛美容液を発売。さらに、I-neは「ボタニスト」において同社のインバスアイテムで初となる医薬部外品のシャンプー・トリートメントを発売しているほか、地肌のエイジングケアを訴求するヘアケアシリーズも展開しており、好調となっている。

◆一方、販売面では、従来はブランド独自の世界観を伝えるべく、直営店やメーカー公式通販を中心に展開する形式が主流であったが、近年はセルフチャネルや外部ECサイトでの顧客接点の拡大がブランド成長のカギとなっている。例えば、資生堂は「BAUM」において、セレクトショップへの展開を本格的に開始しているほか、ちふれ化粧品はドラッグストアの約100店舗で「ドゥーナチュラル」の配荷を開始し、セルフチャネルの拡大を進めている。また、シロやハウスオブローゼでは外部ECサイトの売上高がコロナ禍以降大きく伸長しているほか、店頭の接客を強みとするラッシュジャパンも2023年に『楽天市場』や『Qoo10』に公式ショップを開設し好調となっている。

◆当資料では、オーガニック・ナチュラルコスメ市場に焦点を当て、その市場動向を主要企業別、ブランド別、チャネル別、分野別、カテゴリー別、種類別などさまざまな角度から徹底分析。オーガニック・ナチュラルコスメ市場の参入各社のマーケティング活動に資するデータを提供することを目的としている。

【調査期間】
2024年8月~2024年10月

目次
【調査項目(総市場編)】
1.調査範囲
 1-1.オーガニック・ナチュラルコスメの定義
 1-2.調査方法
 1-3.調査対象商品
 1-4.調査対象企業
2.主要企業の概況
 2-1.市場経緯と参入背景
 2-2.主要企業の開発経緯
 2-3.オーガニック認証基準
3.市場分析
 3-1.市場規模推移
 3-2.企業別シェア
 3-3.ブランド別シェア
 3-4.チャネル別シェア
 3-5.分野別シェア
 3-6.カテゴリー別シェア  
4.ブランド分析
 4-1.ブランドポジション
 4-2.主要ブランドのコンセプト
 4-3.近年の商品戦略トレンド
 4-4.主要ブランドの新商品発売状況
5.品目分析
 5-1.売上TOP20社の商品展開状況
 5-2.売上TOP20社の分野別展開状況
 5-3.売上TOP20社の種類別展開状況
 5-4.売上TOP20社の価格帯別展開状況
6.販売方法分析
 6-1.販売チャネルの動向
 6-2.販促活動の動向
7.今後の展開

【調査対象企業】
• ロクシタンジャポン株式会社
• ラッシュジャパン合同会社
• 株式会社シロ
• 株式会社サボン ジャパン
• 株式会社ハウス オブ ローゼ
• 株式会社ジョンマスターオーガニックグループ
• 株式会社ACRO
• ザボディショップジャパン株式会社
• ELCジャパン合同会社
• イソップ・ジャパン株式会社
• メルヴィータジャポン株式会社
• 株式会社ニールズヤード レメディーズ
• 株式会社マークスアンドウェブ
• ジュリーク・ジャパン株式会社
• 株式会社ちふれ化粧品
• 株式会社I-ne
• 日本ロレアル株式会社
• 株式会社資生堂
• 株式会社ネイチャーズウェイ
• カラーズ株式会社
• アルペンローゼ株式会社
• 株式会社生活の木
• 株式会社ヴェレダ・ジャパン
• 株式会社KOKOBUY
• 株式会社ウカ
• 株式会社AMRITARA
• メゾンレクシア株式会社
• 株式会社アリエルトレーディング(「FEMMUE」)
• 株式会社シロク

【調査項目(個別企業編)】
1.ブランド概要・沿革
2.売上推移
3.商品戦略
4.販売戦略
※一部異なる

【資料体裁】
A4判297頁

【発刊日】
2024年11月8日