2019年 美白スキンケアの市場分析調査

―クレンジングからスペシャルケアまで、ラインアップの拡張が美白市場の拡大に寄与―

商品番号 mr210190488
価格 ¥ 106,700 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2018年度の美白スキンケア市場は2,635億円で前年度比3.9%増となっている。主要ブランドの動向としては、資生堂の「エリクシールホワイト」が使用感や効果実感において好評を博し伸長したほか、富士フイルムの「アスタリフトホワイト」がGMSなどの店頭でカウンセリングカウンターを増やすとともにイベントを実施し、新規顧客の獲得に成功している。さらに、訪日外国人によるインバウンド需要の高いロート製薬の「メラノCC」やコーセーの「雪肌粋」はラインアップを拡充し売上を伸ばしたことで美白市場の拡大に貢献している。

◆商品面の特徴としては、女性の複数の肌悩みに対応するべく、“美白×シワ改善”や“美白×毛穴ケア”といった “美白+α”を謳った商品が定番化しつつある。例えば、資生堂の「専科 純白専科」は“シミ×肌荒れ×毛穴×乾燥”を、ロート製薬の「オバジC」は“毛穴×くすみ×乾燥小じわ×ハリ×キメ”のケアを訴求したことで好調に推移している。このほか、消費者はこれまで以上に“透明感”のある肌を追求する傾向が強まっていることから、シミだけでなく、“くすみ”に着目したアイテムが増加している。

◆2019年度(見込)については、2018年度比4.7%増と好調推移の見通し。ポーラが2018年12月に美白市場において10年ぶりとなる新規美白有効成分『PCE-DP』の承認を取得し、美白市場を活性化させている。また、カネボウ化粧品の「トワニー」や富士フイルムの「アスタリフトホワイト」、ディセンシアの「サエル」などは販路拡大を加速させており、新規顧客の獲得に注力している。

◆このほか、各社は美容液だけでなく、クレンジング・洗顔料からクリーム、スペシャルケアなど各アイテムにおいて美白カテゴリーの強化を図っていることから美白市場は拡大する見込みである。このうちクレンジング・洗顔料では“くすみ”に着目した製品が増えつつあるほか、古い角質の除去も重要であるとして“ふきとり美容アイテム”を追加するブランドが増加している。さらに、クリームでは保湿の重要性を目的としたものや、ライン使いでシミ対策をしたいという消費者ニーズに応えて導入するブランドが多くなっている。

◆当資料では、今日の化粧品のなかでも特に関心の高い美白化粧品(スキンケア)に焦点を当て、その市場動向を主要企業別、ブランド別、種類別、成分別、価格帯別などさまざまな角度から徹底分析。美白スキンケアの今後の市場性と方向性についてレポートしている。

【調査期間】
2019年8月~2019年11月


目次
【調査概要】
【市場編】
1.市場概要
 1)調査目的
 2)調査対象商品
 3)調査対象企業
 4)価格帯の定義
 5)成分の定義
 6)調査方法
2.美白市場の沿革
3.消費者の意識
 1)現在気になっている肌悩み
 2)理想とする肌
4.美白スキンケアの成分・作用分析
 1)シミ・くすみの発生メカニズム
 2)主要な美白アプローチ成分
5.美白スキンケアの市場分析
 1)全体
 2)マーケットポジション
 3)企業別シェア
 4)ブランド別シェア
 5)種類別販売構成
 6)成分別販売構成
 7)価格帯別販売構成
6.美白スキンケアのブランド分析
 1)ポジショニング
 2)ブランド特長
 3)主要ブランドの新製品発売状況
7.美白スキンケアの品目分析
 1)企業別展開状況
 2)種類別展開状況
 3)価格帯別展開状況
8.美白スキンケアの販売分析
9.今後の展開
 1)今後の市場性
 2)主要企業の今後の展開

【個別企業編】
◆株式会社資生堂
◆花王株式会社
◆株式会社カネボウ化粧品
◆株式会社コーセー
◆株式会社アルビオン
◆株式会社ポーラ
◆ELCジャパン株式会社 エスティローダー事業部
◆ELCジャパン株式会社 クリニーク事業部
◆日本ロレアル株式会社
◆パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社
◆P&Gプレステージ合同会社
◆ロート製薬株式会社
◆株式会社シーズ・ホールディングス/株式会社ドクターシーラボ
◆株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー
◆オルビス株式会社

―調査項目―
1.ブランド概要
2.開発経緯
3.品目分析
4.ブランド分析
5.販売高
 1)ブランド別販売高
 2)種類別販売高
 3)成分別販売高
 4)価格帯別販売高
6.販売方法
7.今後の展開


資料体裁:A4判162頁
発刊日:2019年11月29日