2018年 敏感肌コスメの市場分析調査

―“敏感肌”ではなく“肌が敏感になるときがある”ユーザーの拡大―

商品番号 mr210180434
価格 ¥ 106,700 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2017年度の敏感肌コスメ市場は前年度比8.2%増の737億円で、調査を開始した2006年度以来最も高い伸長率となっている。好調に推移した要因としては、①“一時的な敏感肌”を感じる女性の増加、②機能性アイテムの拡大、③定番商品以外のアイテムが売上を伸ばしたことが挙げられる。

◆①“一時的な敏感肌”を感じる女性の増加については、普段は敏感肌と感じていないが、季節の変わり目や生活環境、体調などの変化で肌が一時的に敏感となる女性のケアとして使用ニーズが高まっている。②機能性アイテムの拡大については、花王の「キュレル」や常盤薬品工業の「ノブ」などがエイジングケア訴求のシリーズを導入・追加するなど、“機能性”を訴求した商品が売上を大きく伸ばしている。③定番商品以外の育成については、第一三共ヘルスケアの「ミノン」から発売したシートマスクなどが好調で、従来の敏感肌コスメ市場ではあまりみられなかったアイテムで新規顧客を獲得している。

◆商品面の特徴としては、(1)ひと手間美容アイテム、(2)多機能アイテム、(3)内的・外的ストレスケアアイテムが増加傾向にある。(1)ひと手間美容アイテムについては、コーセーの「カルテクリニティ」など、一時的に敏感になる肌に向けてアプローチした導入液や美容液が多くみられる。(2)多機能アイテムについては、資生堂の「dプログラム」など、スキンケア×日焼け止めや、スキンケア×ベースメイクといった、1品で多機能なアイテムの需要が高まっている。(3)内的・外的ストレスケアアイテムについては、ディセンシアの「ディセンシア」が睡眠不足による肌荒れに着目した商品を、日本ロレアルの「ラロッシュポゼ」が紫外線や大気中微粒子から肌を守ることを謳った商品を発売している。

◆2018年度(見込)については、2017年度比5.7%増と好調推移の見通し。美容液や導入液、機能性を追求した商品の投入で、引き続き新規顧客が拡大しているほか、シンプル処方だけでは物足りなかったユーザーの利用が増加するとみられる。また、第一三共ヘルスケアが男性向けシリーズ「ミノンメン」を導入しているほか、ピエールファーブルジャポンが「アベンヌ」からエイジングケアを謳ったオールインワンジェルを投入していることから、ターゲット層が拡大し、市場の成長を底上げする見通し。

◆当資料では、今日の化粧品のなかでも特に関心の高い敏感肌コスメ市場について徹底調査。主要各社の商品動向やマーケット(ブランド別、分野・種類・機能別、チャネル別)を分析するとともに、今後の方向性についてまとめている。

【調査期間】
2018年6月~2018年10月


目次
【調査概要】
【市場編】
1.調査範囲
 1)敏感肌の定義
 2)調査対象商品
 3)調査対象企業
2.主要企業の参入・開発動向
 1)市場背景と参入経緯
 2)主要企業の開発動向
3.消費者の意識と実態
 1)自称敏感肌の割合
 2)敏感肌の原因・理由
 3)敏感肌用化粧品の使用状況・使用意向
4.敏感肌コスメの市場分析
 1)敏感肌コスメの市場規模
 2)企業別シェア
 3)ブランド別シェア
 4)分野別市場規模
 5)種類別市場規模
 6)機能別市場規模
 7)チャネル別市場規模
5.敏感肌コスメのブランド分析
 1)ブランドポジション
 2)主要ブランドの処方・試験
 3)主要ブランドのコンセプト
 4)主要ブランドの新製品発売状況
6.敏感肌コスメの品目分析
 1)分野別・種類別展開状況
 2)企業別展開状況
 3)価格帯別展開状況
7.敏感肌コスメの販売方法分析
 1)販売チャネル
 2)販促活動
8.今後の展開
 1)今後の市場性
 2)主要企業の今後の展開

【個別企業編】
◆株式会社資生堂
◆花王株式会社
◆株式会社カネボウ化粧品
◆株式会社ピエールファーブルジャポン
◆常盤薬品工業株式会社
◆株式会社アユーララボラトリーズ
◆ロート製薬株式会社
◆全薬工業株式会社
◆持田ヘルスケア株式会社
◆第一三共ヘルスケア株式会社
◆佐藤製薬株式会社
◆株式会社ファンケル
◆株式会社イプサ
◆株式会社ディセンシア
◆日本ロレアル株式会社
◆マルホ株式会社
◆株式会社コーセー

―調査項目―
1.ブランド概要
2.開発経緯
3.品目分析
4.ブランド分析
 1)処方・試験
 2)コンセプト
5.販売高
 1)ブランド別販売高
 2)分野別販売高
 3)チャネル別販売高
6.販売方法
7.今後の展開


資料体裁:A4判 149頁
発刊日:2018年10月30日