2016年 美白スキンケアの市場分析調査

―“面”のマルチ化が加速:“肌色”に着目したフルライン展開が活発化―

商品番号 mr210160287
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
【調査主旨】
◆2014年度の美白スキンケア市場は前年度比1.8%増の2,148億円となった。増税に伴う駆け込み需要の反動が懸念されたが、日常的な美白ケアの提案やインバウンド需要の影響により堅調に推移。インバウンドについては、2014年10月に化粧品が免税対象となり勢いが加速している。

◆2015年度については、好調推移の見通し。ポーラの「ホワイトショット」がインバウンド需要を受けて大幅に伸長していることに加え、資生堂の「HAKU」が化粧水などの日常使いを訴求する商品を投入したことが大きく影響している。また、上記2ブランド以外のブランドにおいても、インバウンド需要が継続していることに加え、新商品を積極的に投入しライン使いを訴求していることから、2%強の伸長が見込まれ、美白スキンケア市場の底上げにつながるとみられる。

◆商品のトレンドとしては、単にシミのない“白肌”ではなく、くすみがなく肌の内部から生まれるような“透明肌”を追求する、“点”(紫外線によるシミ・そばかす)と“面”(加齢による黄ぐすみやにごり、大気汚染やストレスによるキメの乱れ、色ムラなど)のトータル美白を謳ったものが引き続き増えている。このうち“点”については、成分の浸透力を高めることでメラニンの生成をより効果的に抑制している。一方、“面”については、美白ケアに求められる要素が多様化していることを受けて、アプローチがマルチ化。特に近年では、顔全体の透明感や血色感に影響を及ぼす“肌色”に着目したアプローチが増加している。また、商品のフルライン展開が活発化しており、美容液を主力とするブランドが化粧水や乳液、クリームなどのアイテムを新たに投下することでシリーズの充実を図り、顧客の囲い込みや単価の向上を目指す動きが多くみられる。

◆当資料では、今日の化粧品のなかでも特に関心の高い美白化粧品(スキンケア)に焦点を当て、その市場動向を主要企業別、ブランド別、種類別、成分別、価格帯別などさまざまな角度から徹底分析。美白スキンケアの今後の市場性と方向性についてレポートしている。


目次
【調査概要】
【市場編】
1.市場概要
 1)調査目的
 2)調査対象商品
 3)調査対象企業
 4)価格帯の定義
 5)成分の定義
 6)調査方法
2.美白市場の沿革
3.美白スキンケアの成分・作用分析
 1)シミ・くすみの発生メカニズム
 2)主要な美白アプローチ成分
4.美白スキンケアのブランド分析
 1)ポジショニング
 2)ブランド特長
 3)主要ブランドの新製品発売状況
5.美白スキンケアの市場分析
 1)全体
 2)マーケットポジション
 3)企業別シェア
 4)ブランド別シェア
 5)種類別販売構成
 6)成分別販売構成
 7)価格帯別販売構成
6.美白スキンケアの品目分析
 1)企業別展開状況
 2)種類別展開状況
 3)価格帯別展開状況
7.美白スキンケアの販売分析
8.今後の展開
 1)今後の市場性
 2)主要企業の今後の展開

【個別企業編】
◆株式会社資生堂
◆花王株式会社
◆株式会社カネボウ化粧品
◆株式会社コーセー
◆株式会社アルビオン
◆株式会社ポーラ
◆ELGC株式会社 エスティローダー事業部
◆ELGC株式会社 クリニーク事業部
◆日本ロレアル株式会社
◆パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社
◆プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
◆コーセーコスメポート株式会社
◆クラシエホームプロダクツ株式会社
◆ロート製薬株式会社
◆株式会社ドクターシーラボ

―調査項目―
1.ブランド概要
2.開発経緯
3.品目分析
4.ブランド分析
5.販売高
 1)ブランド別販売高
 2)種類別販売高
 3)成分別販売高
 4)価格帯別販売高
6.販売方法
7.今後の展開


資料体裁:A4判 146頁
発 刊 日:2016年3月29日

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