2015年 美白スキンケアの市場分析調査

―“点”の深化と“面”の多様化:美白ケアは美肌ケアの時代へ―

商品番号 mr210150217
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2013年度の美白スキンケア市場は前年度比0.5%減の2,109億円と前年度を下回った。この理由としては、カネボウ化粧品のロドデノールによる白斑問題の影響により、主要企業である同社の売上が前年度を大きく下回ったことが影響している。しかしながら、同社以外の主要企業は白斑問題後も、既存商品のリニューアルやそのプロモーションの強化に加え、2014年3月の消費税増税前の駆け込み需要により、好調に推移している。このことから、白斑問題が市場に与える影響は限定的であったと言える。

◆2014年度については、好調推移の見通し。増税前の駆け込み需要の反動はあったものの、美容液に特化してきた資生堂の「HAKU」などは美白スキンケアをベーシックケアとして位置付けて化粧水などラインアップを強化することで、顧客の固定化を図り、売上を伸ばすとみられる。

◆また、商品面の特長としては、引き続き単にシミのない“白肌”ではなく、くすみがなく肌の内部から生まれるような“透明肌”を追求する、“点”(紫外線によるシミ・そばかす)と“面”(加齢による黄ぐすみやにごり、大気汚染やストレスによるキメ、色ムラなど)のトータル美白を謳ったものが増えている。このうち、“点”へのアプローチでは、“肌本来が持つ、シミ・そばかすにアプローチする機能”を高めるというコンセプトに深化している。一方、“面”へのアプローチでは、加齢による糖化にアプローチした“肌のくすみ”や“にごり”のほか、大気汚染やストレスなどによる“色ムラ”や“肌色の均一さ”、“色素沈着”など着目するポイントが多様化している。このように、“点”と“面”へのアプローチが顔全体の透明感を訴求する方向にあることから、今後美白ケアは単に肌の白さだけでなく、肌を健やかに保つことで肌全体の色ムラをなくすなどの総合的な美肌ケアと一層密接になっていく見通しである。

◆当資料では、社会的にも大きな注目を集めている美白化粧品(スキンケア)に焦点を当て、その市場動向を主要企業別、ブランド別、種類別、成分別、価格帯別などさまざまな角度から徹底分析。美白スキンケアの今後の市場性と方向性についてレポートしている。

目次
【市場編】
1.市場概要
 1)調査目的
 2)調査対象商品
 3)調査対象企業
 4)価格帯の定義
 5)成分の定義
 6)調査方法
2.美白市場の沿革
3.美白スキンケアの成分・作用分析
 1)シミ・くすみの発生メカニズム
 2)主要な美白アプローチ成分
4.美白スキンケアのブランド分析
 1)ポジショニング
 2)ブランド特長
 3)主要ブランドの新製品発売状況
5.美白スキンケアの市場分析
 1)全体
 2)マーケットポジション
 3)企業別シェア
 4)ブランド別シェア
 5)種類別販売構成
 6)成分別販売構成
 7)価格帯別販売構成
6.美白スキンケアの品目分析
 1)企業別展開状況
 2)種類別展開状況
 3)価格帯別展開状況
7.美白スキンケアの販売分析
8.今後の展開
 1)今後の市場性
 2)主要企業の今後の展開

【個別企業編】
◆株式会社資生堂
◆花王株式会社
◆株式会社カネボウ化粧品
◆株式会社コーセー
◆株式会社アルビオン
◆株式会社ポーラ
◆ELGC株式会社 エスティローダー事業部
◆ELGC株式会社 クリニーク事業部
◆日本ロレアル株式会社
◆パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社
◆プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
◆コーセーコスメポート株式会社
◆クラシエホームプロダクツ株式会社
◆ロート製薬株式会社
◆株式会社ドクターシーラボ

―調査項目―
1.ブランド概要
2.開発経緯
3.品目分析
4.ブランド分析
5.販売高
 1)ブランド別販売高
 2)種類別販売高
 3)成分別販売高
 4)価格帯別販売高
6.販売方法
7.今後の展開

資料体裁:A4判 142頁
発 刊 日:2015年4月15日

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