マイナスからプラスへ:機能性との両立化が市場を牽引
2012年 敏感肌コスメの市場分析調査

商品番号 mr210120055
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
◆ 2011 年度の敏感肌コスメ市場は、前年度からの反動や消費者の低価格志向の影響を受けて2.7%減の548 億円となった。

◆ 同市場は 2000 年代以降、体質型敏感肌から環境型敏感肌への移行に伴い『自称敏感肌』が増加し、売上も順調に拡大。近年は特に、主要顧客層が従来の20~30 代から40~50 代へと広がったことで市場を底上げし、2006 年度からの推移で6.2%増と着実に成長を遂げている。

◆ また同市場では、顧客層の拡大を背景に、ユーザーの肌悩みは乾燥だけではなくシミやシワ、ニキビなど多様化するようなっている。これに対応するべく各社も、肌への安全性を最優先としつつ、美白や抗老化などの機能性を付加したアイテムを導入するケースが増えている。例えば資生堂やディセンシアなどでは、単に美白成分やエイジング成分を配合するだけではなく、“なぜ敏感肌と美白ケアの両立が難しいのか?”や“なぜ肌が敏感な人ほど老化を実感するのか?”など、敏感肌の根本原因に着目して開発し、売上の拡大につなげている。

◆ 2012 年度については、主要ブランドのリニューアルが活発化しているほか、各社から投入された機能性訴求のアイテムが売上を伸ばす見通しで、2%程度の成長が見込まれる。今後の同市場に与えるプラス要因としては、(1)敏感肌コスメならではの高いリピート率と併買率、(2)『自称敏感肌』の増加と顧客の裾野拡大、(3)機能性アイテムの投入による市場の活性化が挙げられる。一方マイナス要因としては、(1)“敏感肌対応”のデファクトスタンダード化、(2)他の安心・安全訴求商品との競争の激化を挙げることができる。

◆ 当資料では、今後も安定した成長性が見込まれる敏感肌コスメ市場について、ブランド別・分野別・チャネル別に調査。また、各ブランドの低刺激処方や安全性試験、機能性、ポジションなど、多角的に分析している。

目次
【市場編】
1.調査範囲
 1)敏感肌の定義
 2)調査対象商品
 3)調査対象企業
2.主要企業の参入・開発動向
 1)市場背景と参入経緯
 2)主要企業の開発動向
3.敏感肌コスメの市場分析
 1)敏感肌コスメの市場規模
 2)分野別市場規模
 3)チャネル別市場規模
 4)企業別シェア
 5)ブランド別シェア
4.敏感肌コスメのブランド分析
 1)ブランドポジション
 2)主要ブランドの処方・試験
 3)主要ブランドのコンセプト
 4)主要ブランドの新製品発売状況
5.敏感肌コスメの品目分析
 1)分野別・種類別展開状況
 2)企業別展開状況
 3)価格帯別展開状況
6.敏感肌コスメの販売方法分析
 1)販売チャネル
 2)販促活動
7.今後の展開
 1)敏感肌コスメの今後の市場性
 2)主要企業の今後の方向性

 

【個別企業編】
●株式会社資生堂
●花王株式会社
●株式会社カネボウ化粧品
●株式会社ピエールファーブルジャポン
●常盤薬品工業株式会社
●アユーララボラトリーズ株式会社
●ロート製薬株式会社
●全薬工業株式会社
●持田ヘルスケア株式会社
●第一三共ヘルスケア株式会社
●マルホ株式会社
●佐藤製薬株式会社
●株式会社ファンケル
●株式会社ドクターシーラボ
●株式会社ディセンシア


 《調査項目〈各社共通〉》
  1.商品展開
   1)ブランド概要
   2)開発経緯
   3)品目数
  2.ブランド分析
   1)処方・試験
   2)コンセプト
  3.販売高
   1)ブランド別販売高
   2)分野別販売高
   3)チャネル別販売高
  4.販売方法
  5.今後の展開

資料体裁:A4判 111頁
発 刊 日:2012年8月22日

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