2016年 世界の精神神経薬市場

―新薬の成長で拡大する抗てんかん薬市場―

商品番号 mr310160282
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
【調査主旨】
◆精神神経薬の2014年度の市場規模は、日・米・欧3極で前年度比5.6%減(円ベース)のおよそ4兆2,804億円となっている。2011年度以降、各市場において大型製品の特許期間が相次いで満了し市場縮小が続いているが、2014年度もこの影響を受け、各通貨ベースにおいて、日・米・欧3極の市場で縮小推移となっている。

◆欧米においては、抗てんかん薬が「Lyrica」「Vimpat」の成長により、市場規模を拡大している。一方で、他の薬効では後発品の影響が大きく、特に、米国では抗うつ薬「Cymbalta」や催眠・鎮静薬「Lunesta」、欧州ではアルツハイマー病治療薬「Ebixa」の売上が大幅に減少。その結果、現地通貨で米国市場は17.1%、欧州市場は4.1%縮小している。

◆日本においても、抗てんかん薬「ラミクタール」「イーケプラ」の成長が著しく、同市場の規模は拡大傾向にある。また、「トレリーフ」や「ミラペックス」の伸長により抗パーキンソン病薬市場も拡大。しかし、その他の薬効では、後発品の浸食による影響が大きく、市場全体は5.8%縮小している。

◆新薬開発では、日・米・欧3極において抗精神病薬、アルツハイマー病治療薬で複数品目が臨床後期段階にある。このうち抗精神病薬では「Abilify」の後継品が米国で承認を取得したほか、アルツハイマー病治療薬では抗Aβ抗体やBACE阻害剤などがフェーズⅢ段階となっている。今後、これらの新薬の上市で2018年度以降の市場拡大が期待される。

◆当資料では、精神神経薬の市場および開発動向を、上記8薬効を対象とし、日・米・欧3極を中心に調査・分析している。さらに、主要参入各社の製品展開および開発状況、今後の戦略をレポートしている。

【調査対象】
◆抗精神病薬
◆抗うつ薬
◆抗不安薬
◆抗てんかん薬
◆抗パーキンソン病薬
◆催眠・鎮静薬
◆アルツハイマー病治療薬
◆ADHD治療薬


目次
【調査概要】
【世界市場編】
1.精神神経薬の調査対象と分類
2.精神神経疾患の薬物療法
3.世界の精神神経薬市場
 1)地域別市場規模
 2)薬効別市場規模
 3)地域別薬効別市場規模
 4)メーカー別シェア

【日本市場編】
1.精神神経薬の市場背景
2.精神神経薬の主要製品一覧
3.精神神経薬の市場規模
 1)薬効別市場規模
 2)メーカー別マーケットシェア
4.精神神経薬の薬効別市場分析
 1)抗精神病薬
 2)抗うつ薬
 3)抗不安薬
 4)抗てんかん薬
 5)抗パーキンソン病薬
 6)催眠・鎮静薬
 7)アルツハイマー病治療薬
5.開発中の精神神経薬
6.今後の市場予測

【米国市場編】
1.精神神経薬の市場背景
2.精神神経薬の主要製品一覧
3.精神神経薬の市場規模
 1)薬効別市場規模
 2)メーカー別マーケットシェア
4.精神神経薬の薬効別市場分析
 1)抗精神病薬
 2)抗うつ薬
 3)抗てんかん薬
 4)抗パーキンソン病薬
 5)催眠・鎮静薬
 6)アルツハイマー病治療薬
 7)ADHD治療薬
5.開発中の精神神経薬
6.今後の市場予測

【欧州市場編】
1.精神神経薬の主要製品一覧
2.精神神経薬の市場規模
 1)薬効別市場規模
 2)メーカー別マーケットシェア
3.精神神経薬の薬効別市場分析
 1)抗精神病薬
 2)抗うつ薬
 3)抗てんかん薬
 4)抗パーキンソン病薬
 5)催眠・鎮静薬
 6)アルツハイマー病治療薬
4.開発中の精神神経薬
5.今後の市場予測

【個別企業編】
〈日本企業編〉
 ◆エーザイ
 ◆アステラス製薬
 ◆田辺三菱製薬
 ◆大日本住友製薬
 ◆協和発酵キリン
 ◆Meiji Seikaファルマ
 ◆塩野義製薬
 ◆武田薬品工業
 ◆大塚製薬

〈海外企業編〉
 ◆Pfizer
 ◆GlaxoSmithKline
 ◆Eli Lilly
 ◆Johnson & Johnson
 ◆Novartis
 ◆Sanofi

―個別企業編調査項目―
1.精神神経薬の製品展開
2.新薬の開発状況
3.精神神経薬の販売高
 1)地域別販売高
 2)種類別・ブランド別販売高


資料体裁:A4判 134頁
発 刊 日:2016年3月9日