2021年 サロン用化粧品の市場分析調査

―コロナ禍における参入各社の動向と戦略を徹底分析―

商品番号 mr210200535
価格 ¥ 108,900 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2020年度のサロン用化粧品市場は、前年度比4.8%減の1,671.5億円で推移している。同市場は、美容室の乱立や店舗毎の顧客減少、来店サイクルの長期化など厳しい状況にある。加えて、2020年度は新型コロナウイルス問題により来店客数が著しく減少したほか、外出機会の減少によってカラー剤やスタイリング剤のニーズが低下し、市場規模は減少に転じている。

◆こうしたなかで、近年はヘアカラーの仕上がりをキープすることを謳ったヘアケアアイテムを投入することで、長期化する来店サイクルへの対応と店販品の売上拡大を図る企業が増えてきている。具体的には、ミルボンの「オルディーブ アディクシー カラーケア」やHFCプレステージジャパンの「カラーモーション+」、ホーユーの「プロマスター カラーケア」および「ソマルカ」などが挙げられる。

◆さらに、近年は男性をターゲットとしたブランド・新商品を投入することで、市場環境が厳しくなるサロン市場への対応を強化する動きも見受けられる。例えば、日華化学では2019年3月に「エレベート」を投入しているほか、資生堂プロフェッショナルでは2020年3月に「ザ・グルーミング UVプロテクター」を投入し、男性でも需要が高まりつつある紫外線ケアの提案を強化している。

◆一方で、ヘアカラーについてはここ数年、高発色・高彩度を謳ったカラー剤が人気を集めたことで拡大基調を示していたが、コロナ禍による外出機会の減少の影響を受けて2020年度は減少に転じている。しかし、今後コロナ問題が終息して以降はこうしたカラー剤は再び人気が高まるとみられることから、引き続き高発色・高彩度なカラー剤を投入する動きがみられる。具体的には、「ルベル エドル」(タカラベルモント)や「イノア」(日本ロレアル)、「フュージョニスト」(日華化学)などが挙げられる。

◆このほか、コロナ禍で外出が難しくなったことから、これまで手薄であった通販チャネルの構築を進める企業も見受けられる。例えば、ミルボンでは2019年に『Milbon iD』を開始したほか2020年5月には消費者の自宅へ直接配送するサービスをスタート。さらに、日華化学では同年9月に通販サイト『e - SALON SHOP』を開設し通販チャネルに進出を果たしている。これら企業では、コロナ禍で実店舗が難しくなった消費者へのアプローチを強化するだけでなく、サロンへのサポート体制の構築も図っている。

◆当資料では、今後一層厳しさを増すことが予想されるサロン用化粧品市場について、展開ブランドや売上高、販売方法など様々な角度から徹底分析。加えて、コロナ禍における参入各社の動向や今後の戦略についてまとめ、サロン用化粧品の今後の市場性と方向性についてレポートしている。

【調査期間】
2021年1月~2021年5月

目次
【市場編】
1.調査概要
2.周辺環境
3.サロン用化粧品市場の沿革
4.サロン用化粧品の市場分析
5.商品分析
6.品目分析
7.研究開発動向
8.販売方法・販促活動
9.新型コロナウイルスへの対応
10.今後の展開

【調査対象企業】
◆ミルボン
◆ナプラ
◆タカラベルモント
◆日本ロレアル
◆HFCプレステージジャパン
◆アリミノ
◆資生堂プロフェッショナル
◆コタ
◆ヘンケルジャパン
◆日華化学
◆ホーユー
◆アジュバンコスメジャパン
◆ビューティーエクスペリエンス
◆クオレ
◆セブンツーセブン
◆オリリー
◆中野製薬 など

―調査項目―
1.企業概要
2.展開ブランド
3.品目数
4.売上高
5.販売方法および販促活動
6.今後の展開

資料体裁:A4判188頁
発刊日:2021年5月12日