コンシューマーレポートNo.290
腸内環境の改善と商品ニーズ

―女性の中高年層を中心に免疫力のニーズが拡大!―

商品番号 cr120200422
価格 ¥ 429,000 税込
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概要
【調査趣旨と結果】
◆今回、腸内環境に関する意識と対策の実態を明らかにすべく、『腸内環境が気になる20~70代の男女624人』を対象にアンケート調査を実施した。

◆その結果、10,000人を対象とした事前調査では、57.4%の人が自身の腸内環境について「(どちらかというと)気になる」と回答した。さらに、そこから本調査の対象者として抽出した624人に腸内環境の状態について聞いたところ、63.7%の人が自身の腸内環境を「(どちらかというと)悪い」と感じていることがわかった。これを2016年に行った前回調査の結果と比較すると、腸内環境が気になる人の割合は3.0ポイント、自身の腸内環境を「(どちらかというと)悪い」と感じている人の割合は4.8ポイント上昇している。

◆腸内環境が悪い(悪くなっている)原因として多く挙がったのは、「運動不足」(55.4%)、「ストレス」(52.0%)、「加齢による腸の衰え」(42.3%)であった。このうち「ストレス」に関しては、出現率が2016年から15.7ポイント増加しており、以前よりも腸内環境の悪化要因として考える人が増えている。

◆腸内環境のために行っている対策としては、「食事の内容に気をつける/腸に良い食品・飲料をとる」が55.5%で最多となり、「ヨーグルト」や「納豆」、「野菜類」などの食品を意識的に摂取している人が多かった。また、これらの食品は腸内環境のために意識的に摂取している成分(①動物性乳酸菌、②植物性乳酸菌、③食物繊維)と相関性が見られた。

◆腸内環境に対する意識については、「腸内環境が良ければ健康を保てる」と考える人が全体の9割弱を占め、ほとんどの人が腸内環境と全身の健康の関わりを認識していることがわかった。なかでも、「善玉菌」に関しては、「免疫力」に対する健康効果が広く浸透しており、腸内環境との結びつきを理解している人が多い。一方で、「善玉菌と小腸・大腸の関係」や、「善玉菌と食物繊維の関係」、「生菌・死菌の働き」などについては認知度が5割以下となり、あまり理解が進んでいない様子が伺えた。

◆今後の腸内環境の対策意向は非常に高く、9割以上にのぼる。対策したい理由としては「排便/おなかの調子を良くしたいから」「体の調子を良くしたいから」「免疫力を上げたいから」「大腸がんなどの病気になりたくないから」などが多く、それぞれ5割以上の出現率となった。このうち、「免疫力を上げたいから」については、 2016年から出現率が9.9ポイント増加しており、女性の中高年層や健康に関心の高い「健康追求タイプ」を中心にニーズが高まっている。

◆当レポートでは、20~70代の男女の排便の実態や、腸内環境対策の実態、対策商品の摂取経験、腸内環境に対する意識、今後の対策意向などを調査。性別、世代別に加えて、「ダイエットタイプ」「不摂生タイプ」「アクティブ腸活タイプ」「エイジングタイプ」「便秘解消タイプ」「健康追求タイプ」の6つのクラスターでも分析し、腸内環境対策におけるユーザーのニーズを明らかにしている。


【調査方法】
WEBによるアンケート調査
調査エリアは全国
対象:腸内環境が気になる20~70代の男女624人
   (20~70代男女10,000人から抽出)

【調査内容】
◆排便の実態
◆腸内環境が悪いと感じる時の症状
◆腸内環境のための対策
◆対策商品の認知度と摂取経験
◆腸内環境に関する意識
◆今後の腸内環境の対策意向

【調査実査日】
2020年4月1日


目次
■調査概要
■被験者特性
■分析編
1 腸内環境に対する関心度と状態
2 腸内環境が悪いと感じる時の症状
3 腸内環境が悪い原因
4-1 腸内環境に対する理解度①
4-2 腸内環境に対する理解度②
4-3 腸内環境に対する理解度③
5 腸内環境のために行っている対策
6 今後の対策意向
7-1 乳酸菌配合商品の摂取意向(サプリメント)
7-2 乳酸菌配合商品の摂取意向(菓子)
7-3 乳酸菌配合商品の摂取意向(漬物)
8-1 クラスター別分析:ダイエットタイプ
8-2 クラスター別分析:不摂生タイプ
8-3 クラスター別分析:アクティブ腸活タイプ
8-4 クラスター別分析:エイジングタイプ
8-5 クラスター別分析:便秘解消タイプ
8-6 クラスター別分析:健康追求タイプ

■集計編
1 排便の頻度(SA)
2 便の状態(SA)
3 腸内環境の状態(SA)
4 腸内環境が悪いと感じる時のおなか/排便の状態(MA)
5 腸内環境が悪いと思う割合(SA)
6 体の調子によって腸内環境が悪いと感じる時の症状(MA)
7 肌の調子によって腸内環境が悪いと感じる時の症状(MA)
8 腸内環境が悪い原因(MA)
9 腸内環境の悪化が体に及ぼす悪影響(MA)
10 腸内フローラ検査の認知度・受診意向(SA)
11 腸に関連する病気の罹患状況(MA)
12 腸内環境を改善するために行っている対策(MA)
13 食事による腸内環境対策の頻度(SA)
14 食事による腸内環境対策の充足度(SA)
15 腸内環境のために摂取している食品・飲料(MA/SA)
16-1 ヨーグルト(食べるタイプ)の不満点(MA)
16-2 ヨーグルト(飲むタイプ)の不満点(MA)
17 腸内環境対策のために摂取している成分(MA)
18 成分に期待した効果(SA)
19 成分を摂取して腸内環境は改善されたか(SA)
20-1 腸内環境対策商品の認知度・摂取率①(MA)
20-2 腸内環境対策商品の認知度・摂取率②(MA)
20-3 腸内環境対策商品の認知度・摂取率③(MA)
21 腸内環境に関する用語の認知度(SA)
22 腸内環境に関する理解度(MA)
23 善玉菌の認知度・摂取率(MA)
24 善玉菌に期待する効果(MA)
25 善玉菌のイメージ(MA)
26 漬物に添加されている乳酸菌の認知度・摂取率(MA)
27 腸内環境対策を行う上で重視すること(SA)
28 乳酸菌とビフィズス菌の重視度(SA)
29 善玉菌が生きたまま腸に届くことを重視する理由(MA)
30 生菌・死菌の腸内改善効果(MA)
31 腸内環境に対する考え方(SA)
32 食物繊維の健康効果の認知度(MA)
33 今後の腸内環境の対策意向(SA)
34 腸内環境の対策をしたい理由(MA)
35-1 乳酸菌配合サプリメントの摂取意向(SA)
35-2 乳酸菌配合菓子の摂取意向(SA)
36-1 乳酸菌配合サプリメント・菓子を摂りたい理由(MA)
36-2 乳酸菌配合サプリメントを摂りたい理由(MA)
36-3 乳酸菌配合菓子を摂りたい理由(MA)
37-1 乳酸菌配合サプリメントを摂りたくない理由(MA)
37-2 乳酸菌配合菓子を摂りたくない理由(MA)
38 乳酸菌配合漬物の摂取意向(SA)
39 乳酸菌配合漬物を摂りたい理由(MA)
40 乳酸菌配合漬物を摂りたくない理由(MA)
41 今後摂取したい乳酸菌配合漬物(MA)
42 腸内環境対策で得たい健康効果(MA/SA)
43 魅力を感じるワード(MA/SA)
44 動物性乳酸菌/植物性乳酸菌のイメージ(MA)
45 基礎疾患(MA)
46 ライフスタイルに関する意識と実態(SA)

■調査票


体裁:データ(レポート本文のPPT、PDF、ローデータを収録)
発刊日:2020年4月27日

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